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介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームの違いとは?

  • カテゴリ:老人ホームの種類
  • 最終更新日:

人口の約3割が65歳以上となり、超高齢化社会といわれています。介護を必要とする方が自宅で利用できるサービスも増えていますが、まだまだ行き届いていないと言えるでしょう。

そんな時に利用を検討したいのが、介護士が入居者の身の回りのサポートを行ってくれる老人ホームなどの施設です。この記事では「介護付と住宅型の有料老人ホームの違い」を、入居をご検討されている方に向けてご紹介します。

介護付と住宅型の特徴と違い

介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームの大きな違いは生活スタイルにあります。

住宅型は介護付きに比べ自立度が高い利用者が多く、入浴や食事の時間以外はレクリエーションに参加したり、ご自身の趣味に時間を当てたり、自由に過ごすことができる施設が多いです。

介護付き有料老人ホームでもレクリエーションや趣味活動を行うこともできますが、住宅型に比べると自立度が低い方が多いため決まりごとが多く、自由度は住宅型有料老人ホームの方が高い傾向にあります。

介護付と住宅型の違いを次の比較表にまとめました。

  介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム
概要 食事や入浴を支援。リハビリなども行い、自立した生活の為のサポートを行う。 自立度の高い方に対して、補助が必要な部分には支援を行う。
費用 入居一時金:0~数千万円
月額:13~40万
入居一時金:0~数千万円
月額:13~40万
サービス 24時間介護を受けることができる。 介護サービスは個人で委託する場合もある。
人員体制 介護者3:1利用者(要介護・要支援2以上) 介護者3:1利用者
メリット 4時間介護サービスが受けられる。 居室内にキッチンなどがあり自立した生活が送れる。
デメリット 行動に制限があることが多い。 医療・介護サービスを自分で頼まなければならないこともある。

金銭面をみると住宅型の方が高い傾向にありますが、どちらも幅があるため表のような料金相場となっています。人員体制やメリット・デメリットからは、「介護付有料老人ホーム」はあくまで介護が必要な入居者の自立した生活の支援を行う施設で、「住宅型有料老人ホーム」は自立度が高い利用者が集まる集合住宅であることがわかります。

介護付き有料老人ホームはサービスが決まっている

介護型有料老人ホームで受けられるサービスは以下の内容です。

・看護サービス
・医療機関との提携
・生活支援
・リハビリ、介護など

パンフレットに「介護付」と表記されている施設は、「特定施設入居者生活介護」の指定を受けています。介護職員やリハビリを行う機能訓練指導員などを必ず配置する必要があるため、上記のサービスを常に受けられる体制が整っていますが、その他のサービスについては受けられないものもあります。

住宅型との大きな違いは「サービス込みの定額」という点です。そのため、その他の介護サービスなどの経費を考えなくていいという特徴があります。

住宅型有料老人ホームはコミュニケーションが多い

住宅型老人ホームはイベントやレクリエーションなどコミュニケーションを取れる機会が多くあります。

自立度が高い利用者が多いため、節分の豆まき、年始の餅つきなど季節毎のイベントを行ったり、レクリエーションも決まった曜日に定期開催されたりと、他の入居者との生活を楽しめます。

レクリエーションでは認知症予防に効果のあるクイズやボードゲーム、身体状況を維持するための体操など、コミュニケーションを測りながらも心身機能の維持や向上を行い、生活の質を保つための工夫がなされています。

介護付と住宅型のメリットとデメリット

入居者やそのご家族が求める生活様式や他の利用者との関わり方などによって、介護付か住宅型のどちらのタイプが適しているかどうかは変わってきます。

そこで、ここでは介護付と住宅型のメリット・デメリットをご紹介していきます。

介護付き有料老人ホームのメリット

ではまず、介護付き有料老人ホームのメリットからご紹介します。

24時間体制の介護サービス

施設スタッフが常時滞在しているため、いつでもサービスを受けることができます。また、看護師または准看護師も施設職員として在籍しているため、体調不良などの場合にも対応してくれるため安心です。(医療従事者は24時間体制ではありません)

医療面のサポートも充実

医療従事者の施設滞在や提携施設のドクターが定期的な往診を行うなど、医療面に関してサービスが充実しています。もちろん、入居前からのかかりつけ医に引き続き診てもらうことも可能ですが、身体に軽い不調を感じる時でも往診に来たドクターに気軽に相談することができるというメリットがあります。

毎月の支払いがイメージしやすい

介護・医療サービス込みの入居費用となっているため、体調を崩したり機能訓練をおこなったりする際にも追加費用がかからず、毎月定額であるという点は大きなメリットです。

お金の管理を離れて暮らしているご家族が行うケースもありますが、その都度料金を確かめる必要がないため負担軽減にもつながります。

介護付き有料老人ホームのデメリット

次に、介護付き有料老人ホームのデメリットをご紹介します。

他の介護保険サービスを併用できない

施設入居にあたり、介護保険を利用限度まで利用することになるため、介護保険を使用する他のサービスは受けることができません。他のサービスを利用する場合は、医療保険など別の保険でのサービスを利用するか、保険を使わず実費で利用する必要があります。

他の入居者の状態によっては馴染みにくいケースがある

施設によっては認知症の方や、寝たきりでコミュニケーションを図るのが難しい方もいます。多くの利用者がそのような状況であれば、他者との会話が減りQOL(生活の質)の低下などが懸念されます。そのため、事前に施設の雰囲気を確認しておくことが大切といえます。

自立であっても介護サービスの費用負担が必要

介護サービスにかかる費用は一律です。そのため、一見メリットとも捉えられますが、自立度が高く介護があまり必要ない方であっても費用がかかってしまうという面ではデメリットにもなり得ます。

住宅型有料老人ホームのメリット

続いて、住宅型有料老人ホームのメリットをみていきましょう。

介護サービスを自分で選ぶことができる

自分に必要な介護サービスを選択して受けることができるため、料金に関しても必要以上にかかるというような心配がありません。

これまで利用していた介護業者を継続できる

自宅にいる時に受けていたサービスを継続して受けることができます。

自宅を離れる場合、環境が変わることをストレスに感じる方は多いため、慣れているサービスを継続して行えるという点は精神的な負担の軽減にもなります。

高級志向など、選べる施設のバリエーションが豊富

老後の生活を長く過ごす場所になるため、自分の好みに合った施設に入居したいと考える方は多いです。住宅型では一般的な施設から高級志向の施設までバリエーションが多く、金銭的な条件や好みなどにより多彩な選択肢から選ぶことができます。

住宅型有料老人ホームのデメリット

最後に、住宅型有料老人ホームのデメリットをみてみましょう。

要介護度が重くなると月々の負担が割高になる可能性がある

身体機能の低下などが見られ、介護度が重くなっていけば多くのサービスが必要となります。

そのため、介護サービスの利用を自由に選ぶことができるメリットがある一方で、多くのサービスを必要とする場合には費用面で負担が大きくなることも考えられます。

介護サービスの利用に応じて高くなる

住宅型の料金には介護サービスなどの利用料は含まれていないため、サービスを利用すればするほど月ごとの費用は高くなっていきます。多くのサービスを利用する場合は、介護付の方がお得になる場合もあります。

限度額を超えると自費が発生するリスクがある

住宅型有料老人ホームでは介護サービスの負担額に限度があります。要支援1で約5,000円、要介護5だと約36,000円となり、この限度額を超えるとサービスの費用は10割全て自己負担になるため、覚えておきましょう。

自分に合った施設をロイヤル介護で探そう

有料老人ホームは全国に1万5,000以上の数があり、それぞれの居住区から検討できる範囲でも多くの施設があります。その中から、自身の状況に合った介護施設を探すのは知識がなければ非常に難しいです。

ロイヤル介護では、有資格者や介護経験者がお客様の状況に合った施設の提案を行っています。

また、無料のオンライン相談で条件を伝えて施設を検討することができるため、何度もやりとりする必要がありません。

有料老人ホームを比較検討できる

ロイヤル介護では全国にある有料老人ホームの費用やサービスなどの情報から、有資格者や介護経験者がお客様の条件にあった施設の提案を行います。また、多くの施設を比較検討できるだけでなく、契約における仲介から入居まで一貫したサポートを行なっています。

老人ホームの見学可能

ロイヤル介護では、条件にあった施設をいくつかに絞った後に希望者は見学に行くことができます。その際の予約はロイヤル介護を通じて行います。送迎サービスもあるため、ご自身で現地まで向かうのが難しい場合でも安心です。

あなたに合った老人ホームをご提案します

多くの有料老人ホームの中から自分にあった施設を見つけるには、介護保険などの制度の知識も必要になるため簡単ではありません。また、人によって適切な条件や施設が異なるため、さまざまなパターンを考えて比較検討していくことが大切です。

ロイヤル介護では、資格所有者や介護現場の経験者がお客様一人ひとりに寄り添い、ご希望の条件からあなたに合った施設をご提案します。

まとめ

今回は2種類の有料老人ホームに関するメリット・デメリットをご紹介しました。

全国に約1万5,000件ある有料老人ホームですが、住宅型や介護付でサービス内容も違いそれぞれに特徴があります。住宅型有料老人ホームと介護付有料老人ホームのどちらがご自身に合っているか、比較検討するための材料として参考にしていただけますと幸いです。

お困りの際は、ぜひロイヤル介護の無料のオンライン相談をご活用ください。

この記事の執筆者

冨井 和紀

資格
介護福祉士・介護支援専門員

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こちらの店舗に所属しています

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錦糸町マルイ店

130-0022

東京都墨田区江東橋3丁目9−10

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