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老人ホームの食事について解説!入居前に確認することは?

  • カテゴリ:選ぶポイントを知る
  • 最終更新日:

老人ホームの食事は、施設ごとにさまざまな工夫がされています。他の入居者と笑顔で食事を楽しむことで日々の生活の質も高まり健康的に過ごせることを考えると、食事サービスはチェックしておくべきポイントです。

この記事では、老人ホーム選びのポイントの1つとして「食事」についてご紹介しています。施設ごとの工夫や施設選びのチェックポイントなどを詳しく解説していきます。

老人ホームの食事は楽しい!その理由は

老人ホームでは季節に合わせたメニューが提供され、食べやすく工夫することで栄養をしっかりとれるように考えられています。また、イベントに合わせた食事サービスは、入居者の楽しみの1つとなっています。毎日の食事は健康の要です。老人ホームでの食事が美味しいと、毎日の生活も楽しみが増え明るく変わっていくでしょう。

ここでは老人ホームの食事が楽しい理由を紹介します。

季節に合わせたメニューが多く、彩りが豊か

日々のメニューはもちろん、イベントに合わせた彩り豊かで視覚的にも食欲が湧くように考えられている食事サービスですが、各施設のこだわり方は多種多様です。

以下では「特別養護老人ホームかわいの家」の節分の日の献立を紹介します。

御飯
ちくわと大根の炒め煮
モロヘイヤとオクラの生姜和え
ふりかけ
味噌汁(わかめ・揚げ)
カルシウム牛乳
巻きずし・いなり
いわしのつみれと野菜の煮物
大豆と春菊のからし和え  
御飯
豚肉のショウガ焼き
あさりと冬瓜の煮物
さつまいもサラダ
お吸い物(しめじ・青菜)

このように節分に合わせた巻き寿司を提供するなど、日々の生活が単調にならないように献立が立てられています。家庭では、特に一人暮らしとなるとついつい調理に手を抜いてしまいがちですが、老人ホームではなかなか準備できない旬のメニューが食べられるので、入居者は季節を感じられます。

さらに、バースデーケーキやマグロの解体ショーなど退屈させないイベントも催されます。老人ホームでは、スタッフやほかの入居者との会話を楽しみながら食事ができることもメリットの1つです。

栄養バランスも考え抜かれた食事が楽しめる

栄養のバランスが偏ると筋肉がやせて転倒しやすくなったり、骨が弱くなり骨折しやすくなったりします。

しかし家庭で多くの食材を使ったり、栄養のバランスを毎日管理したりするのは大変です。老人ホームではさまざまな献立を楽しみながら、栄養のバランスもしっかりと管理されています。

また、年齢を重ねるとともに嚥下機能(飲み込む力)や噛む力が弱くなります。そのような時にも施設であればすぐに対応してもらえます。

施設では「普通食」のほかにも、食べやすいように工夫された「介護食」や、病気の症状に合わせた「治療食」を提供することができます。さらに、麻痺がある方に持ちやすい食器を準備することも可能です。

介護食でも美味しく食べてもらえるように視覚的にもこだわり、好みに合わせて味付けできるように調味料がおいてある施設もあります。

老人ホームの食事はおいしくない?イメージとは違って自由!

最近では老人ホームの食事は、味付けやこだわりがありおいしく食べられる工夫がされるようになってきています。

高齢になると頻繁に外出することが難しくなり、毎日が単調になりがちです。日々の生活を少しでも楽しんでもらおうと、介護職員を中心に老人ホームでは様々なイベントが開かれます。

そこで、利用者がおいしく食事ができるようにとスタッフが考えたイベントの例を紹介しましょう。

● 催し物やゲームを楽しみながら模擬店
● 寿司バイキング
● 外出してお花見弁当を食べる
● そうめん流し
● 居酒屋風に盛り付け

それぞれのイベントに合わせた食事を提供し、楽しい時間を過ごして気分をリフレッシュできるよう計画されています。「時々食べたくなるパン、カップ麺、出前も喜ばれるのでは」と利用者目線にたった遊びごころのある工夫をされている施設もあります。

老人ホームでは、楽しみながら美味しく、また食べやすく食事がとれるようさまざまな配慮がされているので、施設ごとの食事の献立や内容を確認してみましょう。

「老人ホームの食事」事前チェック項目

栄養が考えられた食事でも、見た目が質素なものや美味しく食べられない味付けでは食欲の低下、さらに栄養不足を招いてしまいます。

老人ホームの食事は入居者の日々の楽しみの1つです。毎日のことなので、その内容によって入居後、施設や生活の満足度に大きく影響します。食事サービスは事前にしっかりチェックしておきましょう。

個人に合わせた食事に対応しているか

多くの入居者が利用する施設では、一人ひとりの食事事情もさまざまです。味付けや好き嫌いとともに、食事の形態(硬め、柔らか目など)も異なります。入居時には普通食を食べていても、将来は食べる機能が衰えてくるかもしれません。

咀しゃく力や飲み込む力が弱くなった場合は、どのような食事が提供されるのかをチェックしておきましょう。食事内容によっては、誤嚥による肺炎のリスクや食事量の低下による栄養不足に繋がります。

最近では「ソフト食」と呼ばれる、見た目も味も普通食と変わらないように工夫されている介護食もあります。

ただ、どの老人ホームでも同じソフト食を提供しているわけではないので、できれば介護食にどのような工夫がされているのか、写真を見せてもらったりスタッフに話を聞いてみたりすることをおすすめします。

介護食の種類を表にしています。参考にしてください。

きざみ食 食べやすい大きさにきざんである状態
ソフト食・柔らか食 舌でつぶせる柔らかさ
ミキサー食 ミキサーにかけてとろとろとした状態
とろみ食・ゼリー食・ペースト食(嚥下食) きざみ食やミキサー食にとろみをつけたもの またはゼリーやペースト状にしたもの
流動食 液体状の食事 飲み込みが困難で誤嚥する可能性が高い方が対象

介護食以外に治療食もあります。治療食の種類には「減塩食」「糖尿食」「腎臓食」「心臓食」などがあります。治療食の有無も確認しておきましょう。

献立や食事の写真を確認しよう

事前の食事チェックでは、献立や写真を見て食事内容をチェックしましょう。

チェックしたいポイントは、「短期間で同じメニューが繰り返されていないか」「好みに合っているか」「栄養のバランスはよいか」などです。また、見た目も大切なポイントなので「飽きない工夫がされているか」「彩りや盛り付けの仕方」「全体の量」「食器の工夫」などの点もチェックしておきましょう。です。

献立にひと手間をかけているか、バランスの良さだけではなく食欲をそそる彩りが考慮されているかなど、話をきいただけではわからない部分を補うためにも、まず献立や食事の写真を確認しましょう。

複数の献立から自分で選択できるケースも

セレクト食とは選択食とも呼ばれ、指定の献立の中から自身で食事の内容を決定することができます。

例えば、メインのおかずをお肉にするか魚にするかなど、その日の気分や身体の調子に合わせて選ぶことができます。和食・洋食・中華から選べたり、朝食をパンにするかごはんにするかなどを選べたりします。

レストランのように、いくつかの食事が用意されていて選んで注文できる老人ホームもあります。セレクト食には献立を選ぶ楽しみもあり、他の利用者との会話も広がります。

食事について詳しく知りたい方は、ショートステイを利用するのもいいでしょう。試食ができる老人ホームもあります。希望する場合は、老人ホームに試食ができるかどうか問い合わせて事前予約が必要です。

QOL向上の工夫にも着目

QOL(キュー・オー・エル)の向上とは、生活のクオリティをあげる、つまり生活の質を高めるという意味です。食事はこのQOLの向上に欠かせない要素です。

たとえば、ある施設では「高齢者が自分で調理することでQOLを高められる」という報告をもとに入居者参加型の「ユニット内調理」を取り入れています。

このように独自の工夫をしている老人ホームもあるため、最適な施設を探すためには経験知識が豊富なプロの意見を聞いてみるのもおすすめです。

介護の現場経験者にご相談ください

老人ホーム選びは食事サービス以外にも施設の設備やスタッフの配置などをトータルで考えなくてはいけません。その一つひとつを個人で探すのはとても大変です。リサーチの時間がない方や、何を調べれば良いかわからず不安な方は、ぜひ経験豊富なプロに相談してみましょう。

有資格者や介護職者が経験をもとにアドバイス

全く知識のない状態で数ある老人ホームの中から希望にそった施設を選ぶのは大変で手間がかかります。

ロイヤル介護では、社会福祉士や介護福祉士などの有資格者や介護現場の経験者が条件とマッチした老人ホームを紹介してくれます。専門家に相談することで、自分だけでは探すことのできない最適な介護施設を探すことができます。

施設の見学や試食予約、老人ホームまでの送迎も無料です。相談から見学、契約、入居時のサポート、入居後のアフターフォローもあり、生活が安定するまでサポートを受けることができます。

また、ロイヤル介護では来店相談のほか、出張相談やオンライン相談も可能です。

オンラインで相談できるから電話よりもわかりやすい

ロイヤル介護では、オンラインでも店舗と同様の相談サービスを受けられます。予約日にスタッフが電話連絡をしますので、案内に従って操作をするだけで相談することができます。

アプリを入れるなどの事前の準備も必要ありません。また、相談は何度でも無料です。最適な介護方針を立てるために、ロイヤル介護で相談してみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者

高橋 宏史

資格
宅地建物取引士

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こちらの店舗に所属しています

老人ホーム紹介センター ロイヤル介護 入居相談室

サービス付き高齢者向け住宅募集センター

220-0011

神奈川県横浜市西区高島 2-18-1

そごう横浜店9F(横浜駅徒歩2分)

  • 営業時間/9:00~20:00
  • 年中無休(年末年始を除く)

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