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老人ホーム徹底ガイド
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老人ホームへの入居を考えている方にとって費用は気になるポイントのひとつです。なるべく費用を抑えての入居を検討している方もいるのではないでしょうか。今回は、費用を抑えられる老人ホームや、サービス内容について紹介していきます。
高齢者や介護が必要な方が住む集合住宅のことを総称して老人ホームと呼んでいますが、その種類は多岐に渡ります。入居費用を抑えられる老人ホームにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは公的施設と住宅型有料老人ホームを例に費用を抑えられる理由について紹介します。
費用が抑えられている公的な老人ホームには、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)や軽費老人ホームがあります。
特別養護老人ホームなどの公的施設は社会福祉法人や自治体が運営しているため、公的な補助を受けています。そのため、費用を抑えての利用が可能です。地域によっては経済的に困窮している場合、月数万円で入居できることがあります(*1)。しかし、要介護が指定されている数値を満たしていないと入居できない、といった場合があるため事前の確認が必要となります。
軽費老人ホームは、「低額な料金で家庭環境、住宅事情などの理由により居宅において生活することが困難な高齢者を入所させ、食事の提供や日常生活上必要な便宜を供与する施設」と定義されています(*2)。
軽費老人ホームはタイプによって、食事や介護サービスの提供の有無があります。
*1:https://www.city.koto.lg.jp/212105/fukushi/kaigohoken/service/shisetsu/6569.html
*2:https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/000656699.pdf
民間企業が運営している有料老人ホームもあります。
有料老人ホームの中では住宅型有料老人ホームが費用を抑えられる傾向にあります。
住宅型有料老人ホームは、利用者が健康状態によって必要な介護サービスを選べます。受ける介護サービスを少なくした場合、費用を抑えることができます。
また、住宅型有料老人ホームは介護サービス会社と提携していることが多いため、その都度必要な介護サービスを選択することも可能です。
費用が抑えられる老人ホームと聞くとサービスの質について心配になる方もいるのではないでしょうか。しかし、ご自身で老人ホームを探すとなると、多くの知識が必要で難しい場合もあります。
そのため、費用が抑えられる老人ホームを探している方は、必ず相談しながら検討したほうがよいでしょう。ケアマネジャーがついているのであれば一度相談してみましょう。自治体の介護関連の部署でも相談が可能です。
上述の通り、公的老人ホームは公的な補助を受けているため、入居者の自己負担額を抑えることができます。しかし、その他の施設でも費用を抑えることができる場合があります。
多くの高齢者が一緒に住むことによって、建物コストや設備コスト、生活コスト、運営コスト、介護コストを安くできるため、大規模な老人ホームは費用が安い傾向にあります。
1つの老人ホームにたくさんの人が入居していれば、介護職員は部屋を移動するだけですべての入居者に介護サービスを提供できるため効率よく介護を行うことができます。そのため、大規模で入居者が多い老人ホームは費用が安くなります。
既存の施設をリニューアルした老人ホームなら、きれいさは新築と同等かつ費用はそれほどかかっていません。新築の老人ホームでは高額になる場合が多いですが、既存施設をリニューアルしている場合は入居費などを抑えることができます。
駅から近い場所にある老人ホームや都心部などの立地の良い老人ホームは、土地の購入費や賃料の影響により費用が高い傾向にあります。
その一方で、交通の便が少し悪いところにある老人ホームは安い傾向にあります。立地の良い老人ホームと比較すると静かな環境で、専用の畑がある場合も多く、園芸などができることもあります。
必要なコストを抑えて低価格を実現している老人ホームもあるので、入居する前にサービス内容を確認しましょう。費用を抑えつつサービスも満足できるような老人ホームに入居するためのコツを3つ紹介します。
老人ホームの楽しみの1つに食事があります。
老人ホームを見学して費用と施設、設備に納得できたら、「食事はどのようになっていますか」と尋ねてみてください。
チェックしたいのはメニューのバリエーションと調理スタイルの2点です。
メニューは、肉料理・魚料理・煮物・揚げ物など、バリエーション豊かなほうがよいでしょう。
調理スタイルには、老人ホーム内にキッチンがありそこで作っている場合と、外部の仕出し業者に発注している場合があります。老人ホーム内のキッチンで作っている場合はでき立ての温かく美味しいご飯を食べることができます。外部の仕出し業者に発注している場合は、食事の費用を抑えることが出来るでしょう。
老人ホーム見学をしたときは、実際の昼食か夕食をみせてもらいましょう。メニューの様子に加えて、入居者さんたちが楽しそうに食べているかどうかも合わせて確認することができます。
老人ホームを選ぶときは介護の質をしっかり確認するようにしましょう。
介護職員が多いほうが「介護漏れ」を予防できる確率が高くなります。
また、容態や認知症が悪化すると退去しなければならない老人ホームもあるため、退去しなければならない状態がどの程度なのか確認しておくようにしましょう。
老人ホームが提携している病院やクリニックがあると、容態が悪化して治療が必要になったときにスムーズに入院することができます。老人ホームによっては、近所のクリニックの医師の訪問診療を定期的に受けることができるところもあるため、施設探しの際には合わせて調べておくと良いでしょう。
安い老人ホームでイベントやレクリエーションが少なくなるのは、その準備に手間とコストと人員がかかるためです。まったくイベントがない老人ホームでも問題ないという方もいますが、にぎわいが好きな方はそれだと寂しく感じるはずです。
豪華な装飾や派手な演出はなくても、介護職員たちが一生懸命企画してくれたイベントは心が温まります。老人ホームへ見学に行ったときにイベントやレクリエーションの頻度や内容について尋ねてみてみると良いでしょう。
経済的に困窮している場合、自治体が優先的に公的老人ホームに誘導してくれる場合があります。ケアマネジャーがついていたら遠慮なく要望を伝えましょう。また、ケアマネジャーがついていない高齢者の場合は、早めに自治体の介護担当部署に相談しましょう。収入などに応じて入ることができる公的老人ホームや費用を教えてくれます。
老人ホームへの入居の検討は、介護サービスや介護保険制度と合わせて検討しましょう。老人ホームへの入居費用が介護サービスに含まれる場合や、特定の施設に入居してしまうと受けられなくなるサービスがあります。
例えば、特定施設入居者生活介護という介護保険制度上の介護サービスは、厚生労働省が定めた基準をクリアした施設に入居している人が受けられるものです。介護保険制度はとても複雑かつ介護サービスは多種多様のため、自分に合ったものを探す必要があります。
ここまで費用を抑えて老人ホームを選ぶ方法について紹介してきました。
老人ホームの費用を抑える方法はいくつかあり、そのなかから自分のライフスタイルに合ったものを選んでいかなければなりません。そのため、ご自身やご家族だけで選ぶのは大変なことが多いです。
費用に関して不安を持っている方は、有資格者や施設や在宅での介護職経験者が対応するロイヤル介護の相談窓口を利用してみてください。
相談者のリアルな悩みをお伺いし、費用が抑えられる老人ホームの紹介にも親身になってご対応いたします。
老人ホーム徹底ガイドメニュー
①入居者の状態を正確に把握する 開閉
②基礎知識を知る 開閉
③選ぶポイントを知る 開閉
①老人ホームを決める開閉
②契約手続きをする開閉
③引っ越しをする開閉
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