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老人ホーム徹底ガイド
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介護老人保健施設(老健)は、終身で住む施設ではありません。一定期間滞在して、リハビリを行うことにより身体の機能維持や改善を行う施設です。
老健への入所を考えるにあたって、どのくらいの期間入所できるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。また、老健から退所したあと、転居先はどんな所を選べばよいのかも把握しておきたいものです。
そこで、本記事では、老健の仕組みと入所期間や退所後の選択肢について詳しくお伝えします。
老健とは、介護を必要とする高齢者の自立を支援している施設です。そのため、主な活動としてリハビリを受けて自宅に戻れるようにし、在宅で療養ができるように入居者を支援しています。
2017年の介護保険法の改定により、老健へ入居する対象者が「居宅における生活を営むための支援を必要とする者」と定義付けられました。つまり、終身で入所できる通常の老人ホームとは意味合いが異なります。自立して生活できるようになるまでの中間施設と考えておきましょう。
実際に老健にはどれくらいの間入所できるのでしょうか。入所期間は老健での治療やリハビリがどのくらいで終了するかがわかると明確になります。
そこで、老健で治療やリハビリが終了する目安をお伝えしていきます。
老健での治療やリハビリの期間は、3〜6カ月で終了となるのが一般的です。その理由として、次の通り厚生労働省が定めたリハビリの「標準算定日数」があります。
病状 | 標準算定日数 |
---|---|
運動器疾患 | 150日 |
心大血管疾患 | 150日 |
脳血管疾患 | 180日 |
呼吸器疾患 | 90日 |
廃用症候群 | 120日 |
病状によってリハビリ期間は異なります。標準算定日数が長い脳血管疾患は180日(6カ月)となります。
脳血管疾患とは、脳梗塞や脳出血、クモ膜下出血などで、運動障害や言語障害に対するリハビリが行われ、これらは回復までに時間がかかるので日数が長くなっています。
一方、一番短い呼吸器疾患は90日(3カ月)です。呼吸器疾患とは、気管支ぜんそく、慢性閉塞性肺疾患、肺がんなどで、息切れを和らげるための呼吸筋のストレッチやマッサージ、呼吸を整えるための歩行訓練など、比較的短期間で回復が臨める治療となります。
リハビリの治療方法は、急性期、回復期、維持期の三段階ありますが、施設によって方針が異なっています。
長期間にわたってリハビリをしたからといって、必ずしも効果が出るとは限りません。
もちろん、上記で説明したリハビリ期間中に老健でリハビリを受けた結果、機能回復して自宅へ戻るケースもあります。一例として、脳卒中を発症して病院で集中治療を受けた後に、老健で右半身麻痺に対するリハビリを開始した結果、順調に機能回復して在宅に戻れたというケースがあります。
しかしリハビリには限界があり、現実的にこれ以上は機能回復が臨めないというケースもあります。そのため、期間が設けられています。また、リハビリをしても一向に良くならず、いつまでも老健にいることでかえって入居者のストレスになることもあるため、上限日数は必要です。
老健に入所して一定期間のリハビリを終えた後、必ずしも自宅に戻れるわけではありません。老健を利用している方の中には、まだ在宅療養の準備ができていなかったり、転居先が決まっていないため、不安を抱えている方もいるでしょう。その場合、老健の居室に空きがあれば、入所期間を延ばすことが可能です。
一般的には老健の入所期間は3~6カ月となっていますが、実際に1年以上入所しているケースもあります。自身の状況を老健側に説明して、延長できるかどうか相談をしてみるのも良いでしょう。
老健を退所することになった後、元気になって自宅へ戻れるようになるのが理想です。しかし、現実的にはさまざまな事情を抱えていて、自宅へ戻れないケースもたくさんあります。そこで、老健を退所した後の選択肢について説明します。
退所後に自宅で生活できる人もいます。ただし、身体が自由に動かない場合、どうしても家に籠りがちになるかもしれません。それを防ぐためにも老健のデイサービスなどを利用して、外の空気を吸ったり身体を動かしたりする場合もあります。
夏や冬の気候の変化が厳しい場合、その季節のみ老健を利用したり、家族の介護の負担を軽減するために一時的に再入所する方法などもあります。
老健は有料老人ホームや特別養護老人ホームなど、長期的に入所できる施設へ転居するまでの間に利用することもできます。退所後に自宅に戻る場合、前と同じように生活できるのか不安な場合もあるでしょう。その場合は、有料老人ホームや特別養護老人ホームへ転居することも可能です。
退所後の選択肢は、在宅復帰だけではないため、ご本人の意思と身体の状態を確認してさまざまな施設を検討してみましょう。
ここまで、老健とはどのような施設なのか、どのくらいの期間入所することができるのか、退所後はどうすればよいのかなどについて解説しました。老健から退所した後も本人の希望により自宅だけでなく、他の施設にも転居できます。
他の施設への転居を考える場合、ご自身やご家族で決めるのは難しいこともあるため、ロイヤル介護に相談してみましょう。
リハビリなどの目的で老健に入所を考えた場合、ケアマネジャーなどの有資格者がいるロイヤル介護に相談してみましょう。
有資格者や介護職経験者が多数揃っているロイヤル介護なら、ご自身では気づくことができなかったような観点から的確なアドバイスが可能です。そして、老健への入所が最適かどうか確認することができます。
また、現在老健に入所していて退所する場合でも、どこに転居をしたらよいのか、転居先の施設についてもご相談ください。
ロイヤル介護に相談するメリットは次のような点です。
ロイヤル介護の相談は、専門的な知識を持っているので、老健に入所していたときの診断情報や治療状況をプロの目線で整理して、総合的な意見を聞くことができます。また、老健を退所した後どのような施設に入りたいかなど、細かい点までヒアリングするため、希望する施設選びができます。
老健に入所したいと思っても、定員オーバーで入所できないケースがあります。そのような場合は空きが出るまでの間、代わりとなるような老人ホームを紹介します。
ロイヤル介護では31,000件以上の施設と提携しているため、条件にピッタリの施設を提案できます。ご来店や訪問が難しい場合は、オンラインででも相談可能です。困ったことがありましたら、お気軽にロイヤル介護にご相談ください。
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①入居者の状態を正確に把握する 開閉
②基礎知識を知る 開閉
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