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今回のテーマは「家族信託と任意後見、どちらがいい?」と迷った場合に参考になる事例です。
それぞれの特徴を村山先生にわかりやすく解説していただきます。
髙橋)今回は、寄せられたご相談について村山先生に解説いただきます。
”80代の母がアパートを所有しています。もし母が認知症になったらアパート経営が難しくなりそうで、どうしたらいいかと悩んでいます。
今のうちに何か対策を取れないかとネットで色々調べたけどよくわかりません。
母はアパート経営をやりがいに感じていて、今のところは自分で経営を続けたいようです”
村山先生、こういった場合、どのような選択肢が考えられるのでしょうか?
村山)確かに、お母様が認知症になるとアパートの管理が難しくなる可能性があります。
元気なうちにできる対策として、「家族信託」または「任意後見」を検討されるのが良いかもしれませんね。
髙橋)「家族信託」と「任意後見」ですか。
村山)はい!改めて、それぞれの仕組みを簡単に説明しましょう!
村山)まずは「家族信託」です。信頼できる人、たとえばご家族などに財産の「管理権限」を託す仕組みです。
ご相談のケースで、お母様と相談者さんの間で信託契約を結ぶと、契約した時点でアパートの「管理権限」を相談者さんに移すことになります。
髙橋)「家族信託」は契約した時点で「管理権限」が移るのですね。
村山)はい、家族信託の契約後はアパートの「管理権限」が相談者さんへ移っているため、お母様がもし認知症になった場合でも、アパート経営が止まる心配はありません。
ただし、相談者さんが『まだお母様は自分で経営を続けたい』とおっしゃっている点が気になります。「家族信託」は契約後すぐに「管理権限」が移るため、現時点では管理を任せたくないという場合は「任意後見」を検討するのも一つの方法です。
髙橋)そうですか・・・、「任意後見」についても改めて教えてもらってもいいですか。
村山)はい。
村山)「任意後見」は、将来の後見人を事前に契約で決めておく仕組みです。
もしお母様が将来認知症になった場合、その時点からお子さんが法律上の代理人となり、アパートの管理や、契約で取り決めた身の回りのケアなどを行うことになります。
「任意後見契約」は認知症になる前の元気なうちに結ぶ契約ですが、その効力が発揮されるのは、お母様の判断力が低下した後からです。
髙橋)「任意後見」は元気なうちはお母様が経営を続けられて、必要になったときに「管理権限」が移るのですね。一方で、「家族信託」は契約した時点で移る、といった点に違いがあるんですね。
村山)はい、そのとおりです。
村山)加えて、次の点にも違いがあります。
「任意後見」の場合、お子さんは法律上の「代理人」という立場になり、基本的にはお母様の持ち物全てを管理していくことになりますが、「家族信託」の場合は、任されたいくつかの財産の「管理人」となるだけで、お母様の代理人となるわけではない、という違いがあります。
ご相談のケースに話をもどすと、”今はまだ自分で管理を続けたい”、という気持ちが強い場合は、任意後見のほうが向いているかもしれません。
髙橋)んー、それでしたらご相談のケースは「任意後見」ということでしょうか!
村山)一見、そのように思いますよね!ただし、任意後見にはルールがあり、判断力が低下した際には必ず『任意後見監督人』という人を家庭裁判所が選任します。
そのため、家族信託と比べると、家族以外の人、つまり監督人への報酬が必要になる可能性がある点に注意が必要です。
髙橋)費用の面も大事なポイントですからね。
村山)はい。
村山)それぞれにメリットデメリットがあるので、家族信託と任意後見でどちらが優れているか、ということではなく、それぞれのご家族がどのように対策をしたら希望に合っているか、ということをしっかり考えることが大切です。
今回のご相談のケースは、もう少し詳しくヒアリングしてみないとわからないこともありますが、任意後見のほうがあっている可能性が高いと思います。
任意後見については、voicyでも話しておりますのでURLを貼っておきます。
➭https://voicy.jp/channel/154827/6049511
髙橋)なるほど!ありがとうございます。
「家族信託」「任意後見」それぞれの特徴を理解することが大事ですね。
どちらの契約も、お母様が元気なうちにしかできないものですから、相談者さんは、お母様の希望とご自身の考えをしっかり話し合って専門家へご相談ください。
介護する家族を応援する介護情報チャンネルです。介護にかかる費用や、介護施設、認知症、相続のことなどを、はじめての方にも分かりやすくお伝えします!
この記事の執筆者
髙橋佳子(たかはし よしこ)
株式会社ゆるっとかいご 代表取締役
自身の親の介護を活かし「かいごに楽しさをプラスする」をテーマに活動。
介護離職防止コンサルタントとして、企業で働く人の「仕事と介護の両立」を支援。
著書:親と子の新しいコミュニケーションツール『親ブック』
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