今回のテーマは「要介護2」です。

要介護2の状態やどおすすめの過ごし方とその為に使えるサービスなどを 在宅介護サポーターの永井さんとご紹介していきます。

要介護２とはどんな状態？

髙橋）ここ（要介護２）を過ぎると食事、入浴、排泄などにおいて、ほぼ全面的な介助が必要になります。

永井）要介護２は見守りや手助けがあれば、自分で身の回りのことはできますが、要介護３になるとほとんどのことが自分一人ではできません。

髙橋）ですから、ここまで（要介護2まで）にやりたいことをご本人も家族もやっておくことをおススメします！その為に“どうサービスを活用するか”の注意点・テクニックをお伝えします。

要介護2になると

髙橋）要介護２になると「車いす」や「介護用ベッド」がレンタルできるようになります。

症状としては人によってかなり差があるようで認知症だけが強い方、認知症と他の病気を併発している方、脳梗塞などで身体的な疾患が強い方など様々です。
永井さんのデイサービスを利用している方はどんな方ですか。

永井）うちのデイサービスでは、歩く時に必ず付き添いが必要な方もいれば、一人でスタスタと歩くけれども認知症で物忘れが激しい方もいます。

髙橋）状態は人によって異なるようですが、一人で生活されている方は多いですか？

永井）日中一人で生活している方はいますが、うちのデイサービスを利用している方で完全独居の方はあまりいません 。

【要介護2】介護サービスの利用頻度

髙橋）どれぐらいの頻度でデイサービスに通われていますか？

永井）週に5日の方もいれば、週に1～2日のみの方もいます。それにより「介護費用」もかなり異なります。

髙橋）要介護２の方の自宅介護の費用平均は44,431円という調査データがあります（※）。

ただ、「介護される人の状態や意志」×「家族の関わり方」×「家族の希望」×「生活環境」×そして「かけられる費用」により介護サービスの活用や費用は大きく異なりそうです。

※参考：2016年 家計経済研究所

【要介護2・要介護3の違い】 注意点

髙橋）要介護「２」と「３」の大きな違いは何だろう？

永井）「要介護２」は排泄が一人でもできるところだと思います。

髙橋）それは、大きいですよね。外出先でのトイレを選ばないというのは本人にとっても家族にとってもかなり出かけるハードルが低いと思います。

永井）はい。「要介護３」になるとほとんどのケース（症状）において排泄介助が必要となります。

やれることはやれるうちに

髙橋）それでしたら、「要介護３」になる前にいろいろやっておくと良いですね！

永井）そうですよ！旅行とか

髙橋）外食とか

永井）お墓参りとか

髙橋）この時期に老人ホームの見学も行けると良いですね。

家族として、「やっておけばよかったという後悔しそうなことは、要介護２のうちにやってしまいましょう！」

介護タクシーやトラベルサポートなどの民間サービスも最近は充実しています。

〔参考〕➤【よくわかる】介護タクシーの料金と利用法について

永井）コロナが落ち着いたらどこに行きたい？など話していると、色んなことが話せてこう最後の過ごし方などについても話せたりするかもしれませんね。

まとめ

髙橋）今回のまとめは、「やりたいことは、やってしまいましょう！要介護２のうちに！」

永井）家族も本人も後悔しない介護をしましょう！

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