今回のテーマは「相続税とは？」です。

相続税申告日本No.1「AI相続」の弥田さんに「相続税について」わかりやすく教えていただきます。

相続税とは

髙橋）弥田さん、相続税って何ですか？

弥田）相続税とはお金や土地など、亡くなった人の遺産を引き継いだ場合にかかる税金です。

髙橋）どんな方が相続税の対象になるのでしょうか。

弥田）一定の財産を超えた方です。
具体的には「基礎控除」という額を超えた人が対象になります。

基礎控除は、相続人の人数×600万円＋3,000万円です。

 ＜例＞ 　相続人が兄弟二人だった場合の基礎控除額

             2人×600万円＋3,000万円＝4,200万円

⇒ 相続する財産が4,200万円を超えた場合、相続税がかかってきます。

相続税の対象になる人の割合

髙橋）うちは、どおかな？と、親の財産がどれぐらいあるのか、イメージわかない方も多いと思います。

相続税の対象になる方は、どれぐらいいらっしゃるのですか？

弥田）国税庁の令和2年の統計ですと、亡くなった人の総数137万人に対して、相続税がかかった人は12万372人でした。割合にして8.76% 、だいたい11人に1人という計算になります。

髙橋）意外と少ないのですね！11人に1人ということは、ほとんどの方が対象外ですね。

相続税はいくらかかる？

髙橋）でも、家を持っていたりすると意外と基礎控除を超えてしまいそうな気がしますが。その場合、どれくらい相続税ってかかるのでしょうか？

弥田）相続税ってすごく高いイメージありますよね。
髙橋さん、相続税と消費税どっちが高いと思いますか？

髙橋）消費税の10%よりは、相続税の方が高い気がします！

弥田）いいえ、実は相続税はそんなに高くありません。

例えば、8,000万円の相続財産を兄弟二人が引継ぐ場合の相続税は合計で470万です。税率にして5.8%。実は消費税よりも低いです！

髙橋）8000万円のうち、470万なら思ったより高くないです。

弥田）はい、雑誌や専門家は商売のために、不安を煽りがちですが、冷静に捉えた方が良いと思います。
あたりまえですが相続税は持っている資産以上に大きくかかることはありません。一族で会社をやっているとか、都心に大きな不動産を持っているとかでなければ、心配する必要はありません。

髙橋）相続税のイメージがかわりました。

相続税の控除

髙橋）持ち家の場合は特別な控除もあったりするのですよね？

弥田）自宅の場合は一定の減免措置があります。その他、配偶者が相続する分には大きな非課税枠があります。

ですから、普通の家族であれば、心配しすぎないで下さい。相続税を怖がるよりも、高齢・介護期の親の支え方を考える方が大事です。

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