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今回のテーマは「認知症が進んだ時の対応方法」です。
認知症の方の介護をしていると「何でそんな余計な事をするの?!」とイライラすることがあるかと思います。 なぜそのような行動を取るのか、その理由が分かると少し気持ちが落ち着くかもしれません。 今回も認知症の専門家、渡辺先生より、事例をもとに正しいが関わり方について教えて頂きました。
渡辺)認知症の人に私たちが、誤った関わり方をすることで、その人が焦ったり、不安になったり、そういったストレスが認知症の進行に大きく関係している可能性がある!とお伝えしました。
今回は、そもそも認知症が進行すると、どんな症状が出てくるのか、またその時、私達はどんなことに気を付けて関わるのがいいのか?などをお伝えします。
認知症の中で一番多いのが「アルツハイマー型認知症」です。このアルツハイマー型認知症になると、誰にでも見られる症状は「記憶障害」です。
[Q.]「記憶障害」の初期って、どんな特徴があるのか覚えてますか?
[A.]覚えられなくなること!だから、ご飯を食べたにも関わらず「食べてない!」など言いに来たりする人もいます。
今回は、認知症が進行すると「どうなるのか?」をお伝えするのですが、実は「アルツハイマー型認知症」が進行するということは、簡単に言うと「記憶障害が進行する」ことなのです。
初期の頃は“覚えられなくなるの”ですが、進行すると“覚えていたことを忘れてしまう”ようになります。
頭の中に入っていた大事なことを少しずつ忘れてしまうのです。
ここで、大事なポイントがあります。むかし「認知症」は別の呼び方がされていました。「痴呆」とか「ぼけ」と。そしてその時代、こんな風に言う人も多かったです。「ぼけたら何もわからなくなるから、本人は幸せ」と。聞いたことありませんか?
でも、この病気のことが色々と分かってきて、認知症になると“何も分からなくなる”わけではなく、“分かることも沢山ある”ということが分かってきました。
そして最近では、認知症の人は“分かることが沢山あるから失敗してしまうことがある”ということも分かってきました。
例えば、認知症の人で「洗濯機」や「炊飯器」がうまく使えなくなる人が います。そのもの自体は分かっているけど「使い方」を忘れてしまいます。
“洗濯機だ”ということ“服を洗うものだ”ということも分かっている、だから洗濯機に服を入れます。ところが、“洗剤を入れる”ということを忘れて回してしまいします。
また、“炊飯器だ”ということ“お米を炊くものだ”といことも分かっている、だから内釜にお米とお水を入れます。ところが“コンセントを挿す!”のを忘れてしまったり、最後に、“炊飯のボタンを押す!”のを忘れてしまったりします。
私達が毎日、当たり前のように使っている洗濯機や炊飯器は“いろんなことが順番どおり、すべて出来ないとうまく使えないもの”なのです。
認知症になっても、「洗濯機だ」「炊飯器だ」ということは分かっているので使おうとします。ただ、ひとつでも覚えていたことを忘れてしまうと、それが何であるか分かっていても、うまく出来なくなってしまいます。
だから“何も分からなくなる”からではなく“分かることが沢山ある”から失敗してしまうのです。
以前、あるご家族から「分からなかったら触らないで欲しい。なんで勝手に触るの?」と聞かれたことがあります。
[Q.]どうして分からないのに触ろうとしたのでしょうか?
[A.]「誰かのために何かしたい!」そう思った。だからこそ、洗濯機に、炊飯器に、触ろうとした。目の前の人のその思いを理解することが大事です。
今、認知症は「早期発見」「早期治療」「早期対応」が大事!!と言われています。
アルツハイマー型認知症は進行していく病気ですが、老化から一気に、洗濯機や炊飯器が使えなくなってしまう中期の状態まで進行する人は決していないのです。
だから、初期の頃に周囲の人が「適切な関わり方」をすることで、認知症の人が“安心”できれば、病気の進行が緩やかになり、初期の状態を少しでも長く保つことができます。
その為には“役割をもってもらう”“出来ることはどんどんしてもらう”ことです。一日中、何もしないで座っているだけはしんどいです。
出来ることをしている時、人はみんな“安心”できます。
この“安心”という気持ちこそ、認知症の進行を緩やかにできる大事な要素なのです。
このようにアルツハイマー型認知症になると、記憶障害が原因で色々なことをするかもしれません。
どんな記憶が消えてしまうかは、自分では選べないのです。
でも本人は決して「間違ったことをしよう」とか、「誰かを困らせてやろう」など思ってやっているのではないのです。
認知症が進行すると、覚えていたことを忘れてしまう。
でも「大切な人のために何かしたい!」とか「周りの人に迷惑をかけたくない!」、それは認知症があっても無くても、誰もが思っていること。
“人はみんな同じ!!”なのです。
どうしていいのか分からなくても、周りの人に迷惑をかけたくないから、自分なりに一生懸命考えてやってみた。でも、上手く出来なかった。そんなこともあるかもしれません。
私たち一人ひとりが、大切な人の心を理解できるようになりたいですね。
介護する家族を応援する介護情報チャンネルです。介護にかかる費用や、介護施設、認知症、相続のことなどを、はじめての方にも分かりやすくお伝えします!
この記事の執筆者
髙橋佳子(たかはし よしこ)
ケアポット株式会社 代表取締役
自身の親の介護を活かし「かいごに楽しさをプラスする」をテーマに活動。
介護離職防止コンサルタントとして、企業で働く人の「仕事と介護の両立」を支援。
著書:親と子の新しいコミュニケーションツール『親ブック』
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