新宿本店
O-GUARD新宿10階(新宿駅 徒歩3分)
老人ホーム相談No.1 口コミ・評判がある介護施設検索サイト!無料で相談「ロイヤル介護」
6:40
渡辺)みなさん、こんにちは!認知症の人の心を伝える、きらめき介護塾の渡辺です。今日も一緒に学んでいきましょう。
先日、あるご家族さんから、「認知症のおかあさん、汚れたパンツを交換してあげようとしても、嫌がって抵抗するし、しまいには怒り出すから大変です」という相談を受けました。
髙橋)私もそういう相談を受けたことがあります。
渡辺)今回はこの解決法について、お話ししたいと思います。実は声かけの工夫ひとつで解決できるのです。実際、先ほどのご家族さんからの相談はこんな場面でした。
認知症のおばあちゃんが、廊下を歩いていますが、よく見ると、ズボンの中で、リハビリパンツがずり下がってきています。おばあちゃんは、これ以上パンツが落ちないように片方の手で押さえています。そんな様子をみたお嫁さんは、お母さんをトイレに連れて行き、パンツを交換したいと思っています。
さぁ、よっちゃんだったら、こんな人に、どんな風に声をかけますか?
髙橋)どうでしょう。こんな場面みたら、なんて言ったらいいか、悩みます。
渡辺)そうですよね、どうやって声をかけたらいいか悩む場面ですよね。
では一緒に考えていきましょう。
渡辺)まずは、この認知症のお母さんのリハビリパンツがずり下がっている原因は何だと思いますか?
髙橋)パンツの中でおしっこをして、重たくなっているからじゃないですか。
渡辺)そうですよね!リハビリパンツの中でおしっこが出てしまい、たぶん1回とか2回じゃなくて、何回も出てしまい、おしっこで重くなってパンツがずり下がってるのですよね。それは、まぎれもない事実です。じゃあ今度は、お母さんの立場にたって考えてみましょう。
渡辺)このお母さんは、パンツがずり落ちてくる原因はなんだと思っているのでしょう?
よっちゃんが思っている通り、「この中で自分がおしっこを何回もしてしまったから、パンツが下がってきている」と、お母さんは思っていると思いますか?
髙橋)う~ん、たぶん、おかあさんは認知症もあるので、わかっていないような気がします。
渡辺)そうですよね、そんな風にはきっと思っていないですよね。おしっこが出てしまった!その瞬間はきっと本人もわかっていると思います。でも記憶障害があるお母さんは、それを覚えていないのです。ただ私たちは「おしっこがパンツの中で何回も出てしまっている」ということを知っているのです。だから、ついついその事実に対して、声をかけてしまうのです。
実際、このお嫁さんも・・・
「お母さん、おしっこが出ていますからトイレで換えましょうか」と声をかけたそうです。すると、「おしっこなんて漏らしてへんわ」とお母さんに怒鳴られたそうです。
そんな様子を見ていた息子さんが「きれいなパンツを持ってきたから、お部屋で換えようか」と言ったら、今度は「わたしのは汚れてへんわ」と怒鳴られたそうです。当たり前ですよね。お母さんからしたら、パンツの中でおしっこをした記憶もないのに、周りの人から、「おしっこが出ている」とか「汚いから換えときましょう」とか言われるわけですから。よっちゃんは自分がおしっこをした覚えもないのに、周りの人からこんなことを言われたら、どんな気持ちになりますか?
髙橋)そんなん、ありえない。恥ずかしいし、なんて失礼な人なの!って、絶対怒ると思います。
渡辺)そうだよね、お母さんが怒るのは無理ないですよね。ではどうしたらよかったのでしょうか。自分に置き換えて考えてみましょう。
皆さんの長い人生経験のなかで、おしっこを漏らしていないのに、パンツだけがずり下がってくる経験はないですか?どんな理由が考えられるでしょうか?
髙橋)もしかして、パンツのゴムが緩んできているとかじゃないですか。
渡辺)そうですよね、パンツのゴムが伸びてゆるくなった時、ずり下がってくることありますよね。そこがポイントなのです。実際、お嫁さんはこういう場面で「お母さん、もしかして、ゴム、緩くなってませんか?新しいゴムに交換しましょうか」と声をかけると、お母さんが、「そうなんや、落ちてくるんや。新しいゴム替えてくれるか」と安心したように言ったそうです。その後、お嫁さんはスムーズにリハビリパンツを交換できました。
と言うことで・・・
「本当のことを教えてあげてるのに、どうして上手くいかないの?」
記憶障害のある人に対するケアのポイントは、「事実を伝えることではなく、本人の気持ちになって考え、相手が納得できる声かけをすること」が大事です。
髙橋)すごい勉強になりました。自分の感じた真実を伝えれば伝わるということではないのですね。
介護する家族を応援する介護情報チャンネルです。介護にかかる費用や、介護施設、認知症、相続のことなどを、はじめての方にも分かりやすくお伝えします!
この記事の執筆者
髙橋佳子(たかはし よしこ)
ケアポット株式会社 代表取締役
自身の親の介護を活かし「かいごに楽しさをプラスする」をテーマに活動。
介護離職防止コンサルタントとして、企業で働く人の「仕事と介護の両立」を支援。
著書:親と子の新しいコミュニケーションツール『親ブック』
新宿本店
O-GUARD新宿10階(新宿駅 徒歩3分)
池袋東武店
東武百貨店池袋店6階
多摩丘の上プラザ店
多摩センター駅 丘の上プラザ4階
世田谷二子玉川ライズ店
ライズ・プラザモール
錦糸町マルイ店
錦糸町マルイ1階
日本橋高島屋S.C.店
日本橋高島屋S.C. 新館4F
そごう横浜店
そごう横浜店9F
川崎アゼリア店
川崎アゼリア地下1階
ボーノ相模大野店
ボーノ相模大野サウスモール2階
藤沢小田急湘南ゲート店
小田急湘南ゲート5階
港北ニュータウンセンター北駅前店【完全予約制】
センター北駅徒歩1分
そごう大宮店
そごう大宮店10階
まるひろ川越店
まるひろ川越店 5階
柏高島屋ステーションモール店(2025年2月26日オープン)
柏高島屋新館12階
サービス付き高齢者向け住宅募集センター
そごう横浜店9F
「ロイヤル介護 入居相談室」の無料相談は「相談だけではありません。提案だけでは終わりません。」
お客様と一緒に納得できる老人ホームを探し、満足した生活を送られるところまでサポートするためのサービスです。
ご相談はすべて無料。ぜひお気軽にご相談ください。
電話相談
お気に入り
「資料請求・見学予約」のお問い合わせに進まれる場合は、お問い合わせ対象の物件をお選びください。