新宿本店
O-GUARD新宿10階(新宿駅 徒歩3分)
老人ホーム相談No.1 口コミ・評判がある介護施設検索サイト!無料で相談「ロイヤル介護」
7:31
今回のテーマは「徘徊の原因と対策3つのポイント」です。認知症の人の心を伝える、きらめき介護塾の渡辺先生にお話しいただきます。
渡辺)認知症の人が徘徊して迷子になると、家族はもちろん大騒ぎ、警察や地域の人やみんなで探して大変だった!という話がありますよね。
「徘徊」と言う言葉ですが、最近は、この言葉は使わないようにしようと言われていますが、どうしてか分かりますか?
髙橋)使わなくなってきていると聞いたことはありますが、それはなぜですか?
渡辺)実は「徘徊」という言葉を辞書で引くと「目的もなくウロウロする様子」と書かれています。昔はそう思われていました。
でも、“認知症の人がウロウロするにはちゃんと理由があって目的がないわけではない”ので、「徘徊」という言葉は不適切で、最近では「道迷い」みたいな言い方がされるようになってきました。
髙橋)そういうことなのですね。言葉を正しく理解するって大事ですね。
髙橋)でもどうして認知症になると、道に迷ったりするのですか?以前、ご家族から「50年も住んでいる近所で迷うなんて…」と相談を受けたことがあります。
渡辺)それは認知症の特徴が関係しています。
記憶障害が進行すると「覚えていたことを忘れてしまう」ようになります。そうなると、50年住んでいようと、その人にとっては、知らない町と同じになってしまうのです。
髙橋)なるほど。でも知らない町だったら普通は不安で歩かないと思うのですが、どうして認知症の人はどんどん歩いてしまうのですか?
渡辺)たしかにそうですね。では自分だったらと考えてみましょう。
友達と行ったことがない町に映画を見に出かけたとしましょう。友達より先に最寄り駅についてしまいました。そこへ友達から電話があって、「ちょっと遅れそうだから先に映画館まで行ってくれてもいいよ!」と言われたらどうしますか?
髙橋)知らない町なので迷子になったら困るから、友達が来るまでは駅の辺りで待っていると思います。
渡辺)そうですよね、たぶんほとんどの人が同じようにすると思います。
でももし!その場所に、何回か今まで行ったことがあったら、記憶を頼りに歩き出してしまい、迷子になってしまうかもしれませんね。認知症の人もそれは同じで、何もわからなくなるわけじゃないから、自分の覚えていることを頼りに歩き出し、途中で分からなくなってしまうこともあるのです。
髙橋)言われてみれば、私もそういう経験があります。以前何回か行ったことがあるお店に行こうと、記憶を思い出しながら歩きだしたけど、途中から、なんか違うなぁ…大変!道に迷ったかも!?と思って、慌てて引き返したことがあります。
渡辺)僕にもあります。ただ僕らは「あれ、違うような」と不安になっても、今、自分が歩いてきた道を覚えているので正確に元いた場所に戻ることが出来るんですが、認知症になると「覚えられなくなる」という特徴もあるので、自分が歩いてきた道を覚えておらず、さらに遠くにいってしまうこともあるんです。
髙橋)なるほど、そういうことなのですね。
髙橋)徘徊(道迷い)に対して、私たちが何かできることはありますか?
渡辺)1つめは、認知症になっても安心して出歩けるように、まわりの人達が普段から、見守りあえる、そんな地域を作っていくことが大事です。
「認知症サポーター養成講座」をご存じですか?
髙橋)認知症のことを勉強し、受講後には「オレンジリング」がもらえる講座ですよね。
渡辺)そうです。
認知症は誰もがなる可能性のある病気だからこそ、誰がなっても安心して暮らせるように、みんなが理解することが大事なんです。この講座は全国の自治体で開催されているので、まだ受けてない人は、ぜひ受講してみてください。
渡辺)2つめは、張り紙の工夫です。
ちなみに髙橋さん、玄関に「外には出ていかないこと!」って張り紙が貼ってあったら、どんな気持ちになりますか?
髙橋)そんなのを見たら、「えっ、何で?」と嫌な気持ちになり、逆に出て行きたくなるような気がします。
渡辺)そうですよね、頭ごなしにダメと言われたら、逆に抵抗して出たくなる人もきっといます。
実は、私が関わった人で、こんな張り紙を玄関に張ったら、楽になったよという家族さんがいました。
「出かける時は声をかけてください」って。
髙橋)これなら、ダメと言われている訳ではないので、素直に家族を呼びに行こうという気持ちになりますね。
渡辺)そうなのです。知らないうちに出て行ってしまうので、家族は「居なくなった!」と大騒ぎになり、声をかけてもらえればそう思わないので安心です。
渡辺)最後の3つめは、趣味や特技などの出来ること探しです。
髙橋さんは趣味とかありますか?
髙橋)最近は、ネットで映画を見ていることが好きです♪
渡辺)好きなことをしている時って、誰だって外に出ていこうなんて思わないですよね。それは認知症になっても同じで、介護施設でも、その人の好きなことをやってもらっている時はウロウロしないし、外に出て行くこともないです。することがないと、ウロウロしたり、出て行ってしまったりする人が多いです。
ですから、介護サービスを出来るだけ早く利用して、介護職員さんに出来ることを見つけてもらうと、家での介護が楽になりますよ。
髙橋)私達も認知症の人もみんな同じってことなのですね。
後はやっぱり介護職に相談することで、自宅での介護が楽になる。抱え込まないことが大事なのですね。
介護する家族を応援する介護情報チャンネルです。介護にかかる費用や、介護施設、認知症、相続のことなどを、はじめての方にも分かりやすくお伝えします!
この記事の執筆者
髙橋佳子(たかはし よしこ)
株式会社ゆるっとかいご 代表取締役
自身の親の介護を活かし「かいごに楽しさをプラスする」をテーマに活動。
介護離職防止コンサルタントとして、企業で働く人の「仕事と介護の両立」を支援。
著書:親と子の新しいコミュニケーションツール『親ブック』
新宿本店
O-GUARD新宿10階(新宿駅 徒歩3分)
池袋東武店
東武百貨店池袋店6階
多摩丘の上プラザ店
多摩センター駅 丘の上プラザ4階
世田谷二子玉川ライズ店
ライズ・プラザモール
錦糸町マルイ店
錦糸町マルイ1階
日本橋高島屋S.C.店
日本橋高島屋S.C. 新館4F
そごう横浜店
そごう横浜店9F
川崎アゼリア店
川崎アゼリア地下1階
ボーノ相模大野店
ボーノ相模大野サウスモール2階
藤沢小田急湘南ゲート店
小田急湘南ゲート5階
港北ニュータウンセンター北駅前店【完全予約制】
センター北駅徒歩1分
そごう大宮店
そごう大宮店10階
まるひろ川越店
まるひろ川越店 5階
サービス付き高齢者向け住宅募集センター
そごう横浜店9F
「ロイヤル介護 入居相談室」の無料相談は「相談だけではありません。提案だけでは終わりません。」
お客様と一緒に納得できる老人ホームを探し、満足した生活を送られるところまでサポートするためのサービスです。
ご相談はすべて無料。ぜひお気軽にご相談ください。
電話相談
お気に入り
「資料請求・見学予約」のお問い合わせに進まれる場合は、お問い合わせ対象の物件をお選びください。