今回のテーマは「認知症にならないためには」です。

認知機能の見える化ができる脳体力トレーナーCogEvoの河越副社長にお話しいただきます。

認知症にならないためには

髙橋）久しぶりに親にあったら、物忘れが増えていて認知症かなと不安に！

認知症は「突然なるもの」なのですか？

河越）いいえ、認知症は突然なるのではなく”ひたひた”とやってくるものです。

40代ぐらいから「つい、うっかり」が始まり、それがすべて認知症につながるわけではないのですが、さまざま要因で認知機能の低下が続き、日常生活に支障が出た状態が認知症という症状です。

髙橋）認知症は徐々になるのですね。

河越）認知症は徐々に進行していくので放っておくと『ゆでガエル』になってしまいます！

早期の段階でそこから飛び出すか、放っておいて『ゆでガエル』になるかです！

そうならないためには、その前段階での対策が重要です！

認知症の前段階と予防

髙橋）何をすれば『ゆでガエル』にならなくてすむのですか？

河越）認知症は前段階で気づいて対策すれば、正常な状態に戻ってこられることが報告されています。

髙橋）『前段階（ぜんだんかい）』とは、どのような状態ですか？

河越）認知症の前段階をMCI（軽度認知障害）と呼び、もの忘れが増えたと本人や家族が感じているけれども、日常生活は問題なく送ることができる状態です。ただ予防は早いに越したことはないです‼
60歳、還暦を過ぎたらMCI予備軍です。

髙橋）前段階（ぜんだんかい）で認知症の予防をするには何をしたらいいのですか？

河越）認知症予防は栄養・運動・社会参加・脳トレなどが推奨されています。

認知症は認知機能低下が引き起こす一つの症状です。認知機能とは、例えば、料理を作ったり、車を運転したり、人の名前を覚えたり、私たちが暮らしていくうえで欠かせない脳の機能です。

認知機能が低下する要因

髙橋）どんな原因で認知機能は低下するのですか？

河越）加齢や、アルコール、ストレス、怪我、病気など様々な要因で脳がダメージを受けることで認知機能が低下してしまいます。

認知症は高血圧、糖尿病などさまざまな病気とつながっています。定期的な健診や普段の生活習慣の見直しが必須です！

髙橋）生活習慣の見直しは分かっていても難しいですよね。

河越）そうですね。飲みすぎ、食べ過ぎ、運動不足、喫煙はゆでガエルへの第1歩なので、1つずつでいいのでリスクを減らしていきましょう。

認知症はとにかく早ければ早いタイミングで、対策をすることが大事です！

まとめ

髙橋）親の物忘れが増えたと感じたら放っておかずに、かかりつけ医や自治体の相談窓口である地域包括支援センターに相談しましょう！

最近では、自治体が認知症予防に力をいれています。
CogEvoさんの脳トレを導入している自治体もあるようです。
認知症の前段階（ぜんだんかい）、ＭＣＩ（軽度認知障害）の段階で専門家につなげることが、親が『ゆでガエル』にならない秘訣です！

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