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今回のテーマは「ゴミ出し問題」です。

佐賀）高齢になると、認知機能の低下や、身体機能が衰えることで、ゴミ出しが難しくなります。

髙橋）ゴミ出しの日を間違えるのは、ご近所とのトラブルにもつながります。

佐賀）実際に、ご近所とのトラブルになっているケースがとても多いです。認知機能が低下すると日にちと曜日が分からなくなります。それによりゴミ出しの曜日がわからなくなります。

そうすると、燃えないゴミの日に燃えるゴミを出してしまったり、ゴミの日でない日に出してしまったりします。またゴミの集積場所ではないところに置いてしまったりすることでご近所とのトラブルに繋がります。

髙橋）何か対策する方法はありますか？

佐賀）地域のボランティアや介護保険サービスを上手に活用することで、ゴミ出しトラブルを解決できます。

髙橋）具体的にはどんなサービスがあるのですか？

佐賀）まずは、親が住んでいる地域にこのようなサービスがあるかどうかを調べてみてください。

（１）町内会のゴミ出しの声掛け

（２）市区町村（自治体）の「ふれあい収集支援」

（３）社会福祉協議会の高齢者ゴミ出し支援

地域によりサービスは様々なので、親が住んでいる市区町村の窓口に問い合わせてみてください。

髙橋）「市区町村　ゴミ収集　高齢者」と検索すると地域のサービスがでてきます。

佐賀）介護保険サービスをすでに利用されている方は、訪問介護の生活援助サービスがあります。ただし、「ゴミ出し」単体では利用できません。

髙橋）それは、どうしてですか？

佐賀）生活援助サービスは20分以上と決められています。ゴミ出しだけでは5分程度で終わってしまうからです。

髙橋）ゴミ出し支援をお願いしたい場合は、どうしたらいいのですか？

佐賀）その場合、掃除・洗濯・買い物・調理などの支援と組み合わせます。

例えば、ゴミ出し曜日の前日または当日に訪問介護サービスを入れ、ゴミ出し支援と掃除や洗濯の支援を行います。

ゴミ出し支援を入れることで、食中毒対策にもなります。本人と一緒に確認しながら消費期限切れの食品を処分していきます。

髙橋）それは助かります！うちの親も冷蔵庫の中には、消費期限切れの物がたくさんありました。

佐賀）たかがゴミ出し、されどゴミ出し！ゴミ出しの支援をキッカケに、暮らしの困りごとが見えてきます。

できるだけ早い段階で親のゴミ出し状況を知り、必要な地域のサービスや介護保険サービスにつなげることが大切です。

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