今回のテーマは「特養 ユニット型の特徴」です。

髙橋）特別養護老人ホーム、特養には2つのタイプがあります。「従来型」といわれる、相部屋中心のタイプと、「ユニット型」といわれる個室が中心のタイプです。

大塚）「ユニット型」は入居している方のプライバシーはもちろん、ご本人の嗜好、生活リズムに合わせられることが大きな特徴です。

髙橋）それは特別なことなのでしょうか？家族からすると、どこの施設でもそのように対応してくださると思っていますが。

大塚）そうですよね。一般的にはそう思われるかもしれませんが、実は違います！

費用比較表

こちらの図をご覧いただきたいのですが、「従来型」の特養はスタッフ全員で入居者全員の担当をしています。それに対し、「ユニット型」は少人数のグループに分けて入居者を担当しているのです。

髙橋）どうして少人数のグループに分けているのですか？

大塚）介護は、一人一人の症状や個性などたくさんの情報を把握したり、スタッフ同士で入居者全員の情報を共有したりする必要がありますよね。

髙橋）100人規模の施設とかは大変そうですね！

大塚）100人の情報を把握するのはとても大変です。必要最低限の情報に限られてしまいます。それに対して、「ユニット型特養」は、約10名ごとに入居者をグループ分けし、そのグループごとにいつも決まった介護スタッフが担当します。ですから入居者の個性や生活背景、嗜好、そのご家族についてまでも多くの情報を把握することができるのです！

髙橋）10名ぐらいなら、しっかりその方の情報を把握したり、共有したりできそうですね！

グループごとに分けることで、担当する介護スタッフの数は少なくなったりはしないのですか？

大塚）実は「ユニット型」施設の方が、担当する介護スタッフ数が多いです。基本的に「従来型」は入居者3名に対して介護スタッフが1名、「ユニット型」は入居者2名に対して介護スタッフが1名担当します。

髙橋）「ユニット型」の方が多いのですね！介護スタッフが多いとサポートしてもらえることも増えそうですね。

大塚）そこが「ユニット型」の魅力です。介護スタッフが個人の生活リズムに合わせた動きができるので、施設全体での食事や、お風呂の時間は決まっていません。できる限り本人が過ごしたい生活リズムで過ごしていただけます。

特別養護老人ホームの費用について

髙橋）自分の好きな時間に起きて、ご飯を食べる、自宅に近い生活ができるのは嬉しいです！

大塚）時間だけではなく、それぞれのニーズや嗜好に合わせた対応もしやすくなります。

例えば、いつもコーヒーにミルクなし、砂糖2匙のような感じで対応できます。

髙橋）そんなことまでしていただけるのですね。

大塚）施設に入ると、自分の自由がなくなり、すべて決まったリズムで過ごさなければいけないイメージがあると思いますが、特養の「ユニット型」はそういった不安を解消できると思います。少人数のグループケアなので、自由度が高く、生活をできるだけ変えずに過ごせます。

お部屋も個室なので、プライベートが確保できます。

髙橋）親が窮屈な思いをしないで、手厚いケアを受けられるのは安心ですね。ぜひ、施設見学をして「ユニット型特養」の雰囲気を感じてみてください。

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