介護ストレス（予防・原因・相談・解消まで）を詳しく解説！

大切な家族をしっかりと介護しようと思っていたけれど、ストレスが多く疲弊している方は多いのではないでしょうか。介護内容は人によってさまざまですが心身ともに負担がかかる可能性があります。家族の介護にストレスを溜める前に、ストレス軽減の方法や気持ちの切り替え方を知っておきましょう。

この記事ではなぜ介護ストレスが溜まるのか、ストレスの軽減・解消方法について解説していきます。

介護ストレスによる疲れとその原因とは

一言で介護ストレスと言っても、その原因はさまざまです。在宅で家族の介護をしていく中で、慣れない介護に限界を感じる方もいます。どういったことに悩みストレスを抱えるのか、在宅介護中によくあるストレスの原因を解説していきます。

睡眠不足や体力作業による身体的な疲れ

トイレの介助やおむつ交換など、介護者はやることが多いため、睡眠時間が短くなる傾向があります。ベットへの移動や着替えなどで、特に足腰には日々疲労が蓄積されていきます。就寝してやっと休めると思っても、トイレ介助やおむつ交換で起きなければならない場合もあります。

このような細切れの睡眠で睡眠不足が慢性的に続く状態は「睡眠負債」と呼ばれ、疲労感や倦怠感だけでなく判断力の低下を招くともいわれています。

精神的に疲れ、相当なストレスが溜まる

介護に関わる身体的な疲れに加えて、要介護者・家族・親族・介護スタッフとの関係や連絡事項の多さにも疲れを感じてしまうことがあります。また、人間関係に疲れ1人で介護をしようと頑張ってしまい、孤立してしまう可能性もあります。

さらに、介護の不満や悩みを家族のことだからと、周囲に相談ができないケースも多くみられます。そのようなストレスをため続けた結果、介護うつになってしまう場合もあります。また、サポートしてくれるヘルパーやケアマネジャーに不満があっても言い出せず、精神的な負担を抱えるケースもあります。

経済的につらくなる

介護サービスの利用を介護保険内に収めたとしても、紙おむつや介護食など自分で負担しなければならない費用もあります。提供されるサービスだけでなく、介護ベットやポータブルトイレ、在宅酸素などの介護用品のレンタル代も必要です。想定以上の費用が必要になることもあり、経済的な不安が増えると、ストレスが溜まりやすくなります。

ストレスサインが出たら注意

ストレスは自分でも気がつかないうちに溜まっていき、介護うつなどの症状を引き起こす場合があります。そうならないためにも、自分で気がつくためのストレスサインをご紹介します。

身体的なストレスサインには、以下のようなものがあります。

・貧血 ・めまい ・立ちくらみ ・下痢 ・便秘 ・微熱 ・偏頭痛 ・不眠 ・過食

精神面のストレスサインは、以下の通りです。

・表情がなくなる ・独り言が多くなる ・気性が荒くなる ・お酒やタバコの量が増える ・他人と会ったり話すことが億劫になる ・物事に無関心になること

これらのサインがある場合、ストレスが増えている可能性があります。まずはこれらのサインをもとに、自身にストレスがかかっていることを自覚しましょう。

介護ストレスを軽減する方法

介護ストレスは、他の物事にも目を向けられる余裕のある生活を送ることで軽減することができます。ここでは、介護ストレスを軽減させる具体的な3つの方法を紹介します。

デイサービスやショートステイなど介護サービスを利用する

介護度が重くなるほど介護のために必要な時間は増加します。ストレスを溜めないためには1人で頑張ろうとせず、自分の時間を確保し気分をリフレッシュすることが重要です。積極的にデイサービスや老人ホームのショートステイなどを利用し、自分の時間を確保しましょう。

介護サービスの利用は、介護者と要介護者のどちらにとってもメリットがあります。介護者にとっては自分だけの時間の確保ができ、心の余裕が生まれます。要介護者にとっては外出することで気分のリフレッシュにもなり、施設でのレクリエーションへの参加や、機能訓練を受けることで心と身体への刺激にもなり心身の健康につながります。

家事支援サービスで介護以外のストレスを減らす

介護以外にも、家事や育児などは日常生活を送る上で欠かせません。介護を続けながら同時にそれらをこなすことは、大変負担がかかります。

そのような時に利用したいのが、家事支援サービスです。毎日の買い物から料理・洗濯・掃除まで、自分1人ではできなかった家事を要望に合わせて行ってくれます。家事支援サービスを利用すると家事や育児などの時間を減らすことができるため、精神的にも肉体的にも負担が軽減されます。また、家族以外と話をする機会にもなり、気分のリフレッシュにつながります。

老人ホームや介護施設の入居を検討

大切な家族をしっかりお世話したいと思っていても、介護者が疲れやストレスを常に抱えるようであれば老人ホームや介護施設への入居も検討しましょう。在宅介護はできることが限られていますが、介護施設では介護のプロによる介助を受けることができます。

ただ、介護施設といっても、ホームごとに特徴があり、提供されるサービスは異なります。介護サービス・食事の味・他の入居者やスタッフとの相性など、パンフレットやホームのホームページで確認できない場合は、見学するのがおすすめです。

介護ストレスの解消方法を紹介

ここでは介護ストレスの解消法をご紹介します。

まず、自分がやらないといけないと全て1人で抱え込むことは避けましょう。家族や介護事業者と協力して介護を行うことで負担を軽減することができます。また、介護に関する悩みを第三者に相談することでストレスを軽減することができます。介護に関する悩みは、ケアマネジャーや介護支援業者に相談しましょう。

介護サービスを活用し、自分の時間を作るのもおすすめです。好きなことや趣味のための時間を作り、友人と会話しましょう。

また、介護の現場で強くストレスを感じてしまった場合は、一旦その場から離れ、深呼吸をするのも効果的です。それでも介護ストレスを無くすことは難しいため、辛いと感じたら積極的に他の人に頼りましょう。

介護の経験者に相談して、ストレスを軽減しませんか？

介護に関する悩みを誰かに話すだけで気持ちが楽になることもあります。家族や友人などに相談するほか、第三者である介護支援業者を活用してみてはいかがでしょうか。ロイヤル介護の介護経験者は介護への理解が深いため、困ったことや気になる事は気軽に相談することが可能です。

オンラインで相談できるから外出不要

外出が困難な方でも安心して相談できるのがオンライン相談です。オンライン相談では、担当者と直接顔を見ながら話ができます。相談者の都合に合わせて、電話・メール・来店相談・出張相談・オンライン相談と相談方法を選ぶことが可能です。

有資格者や施設・在宅の介護職経験者が対応

ロイヤル介護の相談員は、介護福祉士・介護支援専門員・元ホーム長など有資格者や、施設・在宅での介護経験者です。相談員は介護に対する知見が深いため、内容の齟齬が起きにくいのも特徴です。 またロイヤル介護では、お客さま一人ひとりの話をしっかりと聞く体制を整えています。相談は何度でも無料なのでお気軽にご相談ください。