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老人ホーム探しのポイント

「老人ホーム入居相談」はどうあるべきか ~相談員の 本音トーク~

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これまで 8 万組を超す方々のご相談をお受けしてきたロイヤル入居相談室。
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅を知り尽くした相談員に
これからの老人ホーム選びに役立つ話を本音で語っていただきました。

どうしよう……。 本人がホーム入居を強く拒否

― まず、最初の質問です。家族内で入居につい ての意見が別れてしまう事ってあると思うので すが、そんな場合の対処法を教えてください。

坂本(以下坂) 介護が必要な方が老人ホー ムを検討される場合は、十中八九、ご本人 様は拒否されてしまいます。にっこり笑っ て「私は行かないわ」とおっしゃる印象的 な方も以前いらっしゃいました。

― そんな時にはどう対処されるのですか?

 娘さんがご本人の反対に困られていると 感じた時には「お母さまに会わせていただ けますか?」と提案することもあります。
すると、娘さんがほっとしたような顔で「う ちに来て話をしてみてもらえますか」と。
ただ、そこでいきなり、老人ホームの話を したり、説得はしません。
まずはいろいろ お話をお伺いします。
すると、家族だから こそ言いにくかったことも聞かせてもらえ ることがあります。
そこから始めて「こう 思いますよ」という私なりのアドバイスを させてもらいます。

宇都宮(以下宇) 分かります。私達の仕事 はまず、ご家族、ご本人にこの人なら信用 できると思っていただいてからがスタート ですもの。

 その時のアドバイスが的確であれば 「じゃあ、一緒に探しましょう」となりま すが、場合によってはその日だけでは進展 がなく、「また、来ますね」と何度もお伺 いすることもあります。

山口(以下山) サービス付き高齢者住宅の 場合は逆のケースが多いです。
元気なご本 人が探しに来られて、入居を希望していた としても、家族が「まだ早い」「費用面で 難しい」などと反対するケースがとても多 いです。

― 今度は本人が乗り気で、家族が反対されるん ですね。

 サ高住の場合、変な詐欺にひっかかった のではないか、騙されているのではないか と言った誤解も多く、そこをご家族にきち んと説明することで納得していただける ケースが大半です。

― 親の住まいのことは、家族もみんなで納得し て決めたいと、言われてみればその気持ちはよくわかりますね。

うちの親はまだまだ元気……

小松(以下小) 私たちの仕事ではお客様のお 話をよく聞くのが大事ですが、最近ではど こかからの受け売りで、何がいい、あれが いいと決めつけてしまい、ご本人の意見と は違う議論になってしまうことがあります。

池田(以下池) 雑誌などのランキング記事 の影響でしょうか?

宇 私がご対応したお客様で、ご自身で作っ た独自の表を持っていらっしゃった方がい ました。
ランキングやパンフレットの情報で、 施設の良し悪しを見るのではく、その方に 合った施設かどうかが大切だと思います。

小 ご家族が設備の充実した広くてきらびや かな施設が良いと思っても、認知症の方は それまでと違う環境、広すぎる場所には不 安を抱きます。
家族内でもそうした齟齬は 見かけますね。

 子どもは親をひいき目に見てしまいがち ですから、まだまだ元気、大丈夫と思いた いですよね。
しかし、私たち相談員から見 ると、身体は元気だけれど、認知症状が不 安ということもあります。
そんな時は、家 族の方が思われているような元気な親のイメージで、早まったホーム選びをしてしま わないようになるべく事実に基づいたアド バイスを心がけています。

宇 ご夫婦で意見が分かれることもあります ね。
そもそも、一人が自立、一人が介護の 状態のような場合はどちらに合わせるか難 しいところです。
この場合も、よくお話をお聞きしてなるべくお二人にとってバランスの良い提案をしたいです。

対応が良くないホームでも選んでよかった?その意外な理由とは

― ホームを選ぶときに場所は大事ですよね。
子どもの住まいに近い場所が良いという話をよく聞きますが、実際はどうなのでしょうか?

山 ひとつ、印象に残っている事例があります。
神奈川県にお住まいの娘さんが埼玉県に住むご両親のために、娘さんの自宅近くのサ高住を選ばれたのです。
このサ高住は自立の方におすすめの物件でした。
サ高住にも自立の方向け、介護が必要な方向けとあるのですが、このケースでは多少不安がありながらも近いことを優先されました。
ところが、6 月でしたが暑い日の引っ越しでお母さんに認知症状が出始めました。
幸い、入居後も連絡を取り合っていたため、10 月に介護サービスの充実した物件に移り、事なきを得ましたが、近いこと以外にも検討すべき点はあると思いました。

 私は逆の例を経験しました。
相談者の奥様が、ご自宅から近い施設をご希望されました。
価格、場所を優先すると、サービス内容としては足りなさを感じる施設でしたが、奥様が通える距離という条件を優先しました。
入居後に感想を伺ったところ、「週に5回通えています」と満足そうでした。
「職員から人がいないから忙しいと言われることもあり、対応はこまやかとは言えないけれど、会いに行って、夫が好きな食べ物を持っていき、一緒の時を過ごせています」とお話しされました。 
何を大切にしたいかは、ご家族によってそれぞれだと改めて感じました。

 家族によって優先度は違います。
そこがこの仕事の難しいところでもあり、やりがいでもあります。

鈴木(以下鈴) それにホームにもいろいろあります。
不便な立地でなかなか選ばれそうにないのに実はスタッフの質が高く、食事も美味しいと常に満室で人気のホームもあります。
そのあたり、一般の方にはなかなか、分かりにくいところです。

坂 外から見た数字や建物ではケアの質は分かりません。
建物が介護してくれるわけではありませんからね。

ネガティブ情報は 相談員間で共有

― 勧めたくないホームもあるものですか?

 「ダメです」という言い方はしませんが、 お勧めできないような客観的な実例がある ホームもあります。
そんな時には実例だけ を伝えます。
「いま入居しているホームから退去した い」とご相談に来られるケースでは、その 理由などを、相談員のチーム間で共有して います。

 そんな施設でも見に行きたいと言われた らダメとは言いません。
他の施設も含めて 見に行き、「ここでは以前こういうことが ありましたよ」というような形で伝えます。

― 具体的にどんなホームはお勧めできないと判 断されますか?

 離職率が高かったり、施設長がよく変わ る、人員が足りていないなどの施設は要注 意ですね。
ただ、その辺りは判断が難しい のです。
開設から半年くらいは人が定着しないこともあるので、判断はそれ以降にす るべき。
また、人員が足りていても、それ がイコール手厚いケアが行われている、ス キルが高いというわけでもありません。

 そうですね。
逆を言えば、人員配置が少 ない施設であっても、経験値の蓄積やチー ムケアで、関わりや寄り添いが手厚いホー ムもあります。
人が多くても対応が雑に見えたり、そっ けないと感じる施設もあり、寄り添いがき ちんとできているかどうかは実際に見に行ってもパッと見て分かるものではありま せん。
ましてや週刊誌などでは伝えられていない情報だと思います。

 ただ、残念ながら数字だけで「ここは良 いホーム」と盲信してしまう方もいらっしゃいます。
老人ホームの人員配置では3:1、 つまり入居者3人に対し1人の介護職員ま たは看護職員を配置している例が多いので すが、それより手厚いのが2:1。そのた め、2:1なら良いはずと思いがちですが、 実際そうでないこともあり得るのです。

お勧めしにくいホームは こんなところ

― それ以外でお勧めしにくいホームはどんなと ころでしょう。

 環境整備ができていない施設は、余裕の なさや日頃の気付きの点で不安を感じます。ご入居者様が清潔にされているかどうか も大事です。

 具体的には、半そでの下から肌着が見え ているような適当な着せられ方をしている 人がいたり、ずっと寝癖が付きっぱなし、 ひげが伸び放題な人がいるかなどをチェッ クします。

 管理者と職員のやりとりもよく聞くべき ですね。
ホームによってできること、でき ないことはあるはずですが、それを「でき ません!」で終わらせるホームと「それは できませんが、これなら~」というところ では全く違います。

 言葉遣いややりとりの雰囲気は大事。見 学に行くとチェックリストに従ってチェッ クすることに夢中になる人がいらっしゃい ますが、それでは他のやりとりが耳に入っ てきません。
例えるならば我が子だけを見 ていて運動会全体を見ていない親のような ものでしょうか。
それでは大事なことを見 落とすかもしれません。
現地ではもっと感 覚を研ぎ澄まして感じてみていただきたい ですね。

 相談を受けていて気になる場合には同行 させていただき、その場で「ここを聞いて みてください」などとアドバイスもしてい ます。

 総じて人が大事ということですよね。個人の資質に頼るのでなく、教育や研修体制 が整っているところは、職員が異動などで 変わっても、安定しています。

 人件費、教育費にきちんとお金をかけて いるホームは安定しています。でも、その 辺りも外からは分かりにくい。

 だから私たちが相談に乗っているわけで す。それから老人ホームは一度入居したら 住替えられないと思っている人がかなりい らっしゃいますが、そんなことはありません。

 サ高住からも住替えは可能です。どちら の場合も入居前はもちろん、入居後も私たちを利用していただければと思いますね。

この記事の執筆者

大熊 亜紀

資格
ロイヤル入居相談室 相談員・社会福祉主事・学習療法士・高齢者住みかえ支援相談員

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