今回のテーマは「リフォームについて　その②」です。

介護保険を使ったリフォームはタイミングが重要です。 どういったタイミングで行うと介護保険を使えるのか、その基礎を確認しましょう。失敗しないために、是非とも気を付けていただきたいポイントを在宅介護サポーターの永井さんとお伝えします。

介護保険を使ったリフォームについて

永井）前回、介護保険で補助される20万円の使い方について説明しました。今回はそのもらい方について説明します。

髙橋）住宅改修費用の補助について、表にまとめました。

永井）例えば、10万円で手すりを付けた場合、介護保険の負担割合が１割の方は、自己負担額が1万円で手すりが付けられます。

髙橋）20万円は何回でも分割することができ、また要介護区分が3段階以上進んだ場合は、再度20万円まで受給することができます。

介護リフォームの対象者

対象者は要支援1，2と要介護1～5の要介護認定を受けた方です。

永井）ここが一番のポイントになります。

要介護認定を受ける前にリフォームした場合は、残念ながら補助の対象にはなりません。
このことを知らずに要介護認定前にリフォームをする方も多くいらっしゃるので気を付けてください。

髙橋）対象となる住宅は、介護保険証の住所となります。

永井）住民票がある住所ではなく、介護保険証の住所になりますので、注意してください。

介護リフォームの種類

髙橋）対象となるリフォームは、手すりの取り付けや段差の解消など、下記の①～⑥の項目に当てはまるものと決まっています。

ゆるっとクイズ！

Q.既存の洋式トイレをウォシュレット付きの洋式トイレに取り替える工事は、給付の対象になるか？
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・・・
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A. 対象になりません。

髙橋）ポイントは、介護を行う上で必要とみなされる改修かどうかです。

永井）残念ながらウォシュレットは対象になりません。

介護リフォーム受給の流れ

髙橋）ここで受給するための流れを説明します。

まず、介護認定をもらいます。次にケアマネに相談。そして施工業者と工事内容を決め、自治体に申請し、工事実施。そして先に工事の業者さんに工事費を支払い、領収書等書類で補助金の支給申請をして後から自己負担分を引いた額が補助金として受給となります。

永井）ポイントは基本的には工事代金を先に工事業者に全額支払いとなることです。後日自己負担分を引いた金額が補助金として支給されます。

今回のまとめ

「 リフォームは住宅改修費の補助を受けて行おう!! 」

髙橋）まず介護認定を受けてからです。先にリフォームをしない様に気をつけてください。

～ ゆるっとかいご　説明 ～

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