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【埼玉県さいたま市】そごう大宮相談室　相談事例特集　～認知症の方のご相談編～

カテゴリ：特集
最終更新日: 2024/05/19

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はじめに

各相談員が実際にいただいた相談の中でご入居までお手伝いさせていただけた内容を特集記事にしてご紹介させていただきます。

弊社ではケアマネジャー、ソーシャルワーカーの方との綿密な打ち合わせやその方にとってどういった所であれば一番幸せに暮らしていただけるのかをしっかりと考えてご提案させていただきます。

相談事例

SOMPOケアラヴィーレ南浦和

私が今回ご紹介させていただく事例として、認知症が強く出てしまっているが、ご自宅への執着心が強いお母さまのご相談でした。

ご自宅での生活は介護サービスを利用されながら何とか保っているものの、デイサービスの拒否や訪問介護も日によって拒否されてしまっていました。
ご家族様も日頃の介護で疲弊されており一日も早いご入居を求められている様な状態でした。

そんな中で、担当ケアマネジャー様に弊社をご紹介をいただき、
まずご家族様とケアマネジャー様へお母さまのご様子を細かくヒアリングを行いました。
お伺いする中で、お母さまがお好きだったホテルでご家族様とランチを楽しまれる機会が月に1回程あったが今は行けていない、というところに着目を行いました。

そこで私が仮想のホテルに扮してランチへの紹介状という形での招待状の作成を行い、お母様のご自宅へ郵送を行いました。
届いたタイミングで息子様からお母様に声を掛けていただき、ホテルでのお食事という形へ今回のホームへご招待していただきました。

その当日に私が運転手役に扮して弊社の車にてお迎えにあがり、ご見学兼、ホームでのお食事をしていただきました。

ホーム内はとても上品な装いでありサークル活動やバラエティに富んだお食事など大変ご本人様が気に入っていただけ、老人ホームではなくホテル、というご紹介を行い、こんな場所に住めたら良いわね、というお言葉まで聞くことができました。

また、事前に打ち合わせを行い、その場で実態調査を施設長が行った為、ご本人様がご見学されてから入居されるまでとても早く進んでいきました。

ご本人様も最初、混乱される様子や帰宅願望が見られたものの認知症の方へ理解の深い施設長や職員の方々の為、根気強く対応していただけ、今ではご自宅よりも活動的にサークル活動や他のお客様と談笑されるご様子でお過ごしになっておられました。

担当相談員：井出貴久

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イリーゼ大宮櫛引

娘様の来店相談で、７７歳の認知症のお独り暮らしのお父様の施設探しのご依頼でした。見学は初めからご本人様も参加するとのことでした。

最初は、お父様のご希望はご自宅の近くが第一優先でしたので、近所の施設４つを先ずは見学しましょうとなりました。見学には、茨城県から長男夫婦、さいたま市に住む長女様と私の合計５人という賑やかな団体見学に。
男性にしては珍しく社交的でソフトな印象のお父様で、人見知りもせず、ご自身からどんどん質問もするアグレッシブな方でした。そして毎日の近所の散歩が趣味とのこと。初日は昼食付で３つ施設を見学しました。

皆さん、初めての老人ホーム見学でしたので、驚くことも多く興味深く見学されていました。見学終えたあと、駐車場の隅でご家族様と私とでミーティング開始。

『施設って、本当にそれぞれ特徴があって、雰囲気も全然違うんですね、すごく勉強になりました！！！』とご家族様からのご意見。

『お父様、ご本人とお会いして長い時間過ごさせて頂いた意見ですが、優先順位は近くではなく、お父様が一日楽しく過ごせる、レクリエーション充実、集団体操に力を入れているところが合っていると思います。お身体も気持ちもかなりお若いので、少しエリアを広げて探しませんか？』と提案したところ、

『確かに、面会に行くのに少し距離があっても、本人が一日楽しく充実できるところの方が良いですね！』と快諾して頂きました。

二回目の見学は、お父様に合いそうな施設を２つ見学にご案内しました。
事前に情報収集していた趣味である麻雀ができるかどうかも条件の一つに盛り込みました。

最後に見学した施設が、麻雀のメンバーが男女合わせてなんとびっくり14人もいるという施設長のお話にお父様の目がキラリンと光りだしました。
空いてるお部屋を見ている最中にお父様が、『ここに入るぞ～』と何回も宣言していらっしゃいました。見学に同時に入居お申込みの運びとなりました。

ご家族様もお父様の前のめりのご様子にとても安心されたようでした。盤上一致で決まりました。

担当相談員：石山貴子

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愛の家グループホーム上尾原市

私が今回ご紹介させて頂く事例は、認知症が強く、近所に対してもご迷惑が掛かってしまい、自宅での介護が難しくなった女性のご相談です。

居宅ケアマネージャーより相談を受けました。昨日他人の家の庭に勝手に入ってしまい、草花を触っていたところを通報され、警察に連れて行かれてしまった。今まで夫婦二人でなんとか生活されてきたが、旦那様が奥様の暴力や介護に疲れてしまったため、話を聞き、施設の相談に乗ってあげてほしいとのことでした。

ご自宅へ訪問し、旦那様にお話を伺ったところ、奥様は昨晩帰宅され、今朝警察のことを話しても全く覚えていなかった。攻撃な時と普通な時があり、二人で居ても心配が尽きないとのことでした。直ぐに対応した方が良いと思い、施設や費用のことを説明させて頂くと、認知症対応に強いグループホームを希望され、直ぐ対応できる「愛の家グループホーム上尾原市」を紹介し、2日後に実調を行うことになりました。
実調では、旦那様だけでなく、施設職員に対しても強い態度や暴言が見られ、食事量の低下や入浴ができていない等気になることもあるため、早急な対応が望ましいとなり、ケアマネージャーから息子様に話をしてもらい、直ぐに見学して頂くこととなりました。

息子様に見学して頂き、話を進めることとなりました。グループホームへどのようにして連れて行くかを悩まれていましたので、施設と話合い、車で迎えに来てもらい、デイサービスの送迎の体で行くこととなりました。施設職員の上手な声掛けもあり、スムーズに乗って頂け、そのままグループホームへ入居することができました。

入居されてから1週間後に施設へ様子を伺うと、未だ施設に慣れていないとのことでしたが、約3週間後に改めて様子を伺うと、他入居者様の話し相手や庭の手入れ等を率先して手伝って頂き、グループホームの生活にすっかり慣れていますとのことでしたので、息子様にもお伝えし、安心して頂けました。

担当相談員：伊藤　博