今回のテーマは、「デイサービスとデイケアの違い」です。

「デイサービス」と「デイケア」は言葉の響きは似ていて、どちらも同じものだと勘違いすることが多いです。 しかし、デイサービスとデイケアは目的の違うサービスになります。

デイサービスとデイケアの違い

髙橋）「デイサービス」と「デイケア」の違いを表にまとめました。

髙橋）まず、それぞれの目的が違います。

永井）デイサービスは心身の健康維持向上、いわゆる憩いの場です。
デイケアは身体機能の維持回復、リハビリの場になります。

髙橋）配置されている専門職の違いもあります。

永井）デイサービスは生活相談員が配置されています。生活相談員は利用者や家族の相談や援助業務を行う専門家になります。
一方、デイケアは、医師やリハビリの専門職が配置されています。治療の意味合いが強いので、リハビリの内容も医師の指示のもと行われます。

髙橋）料金は条件によっても異なりますが、デイサービスの方がデイケアより１００円～２００円ほど安くなります。さらに運営元も異なってきます。

永井）デイサービスは社会福祉法人や株式会社などが運営しています。
デイケアは医療法人、病院・診療所が運営しています。

デイサービスに比べて、デイケアは、圧倒的に数が少ないです。

デイサービスとデイケアの使い分け

髙橋）デイケアは、医療的なケアが必要な方や、病院を退院したばかりでリハビリを継続したい方におススメめです。

永井）そしてリハビリの目標を達成すると「卒業」という流れになるので、その後は「デイサービス」に移行という使い方もできます。

髙橋）要介護1～5の方は、デイサービスとデイケアを併用することもできます。

永井）状態・目的に合わせて、使い分けをしていきましょう。

～ ゆるっとかいご　説明 ～

介護する家族を応援する介護情報チャンネルです。介護にかかる費用や、介護施設、認知症、相続のことなどを、はじめての方にも分かりやすくお伝えします！