今回のテーマは「デイサービスのお得な使い方」です。介護職との上手な付き合い方などもお伝えします。

永井）デイサービスは介護が必要な方が日帰りで通う施設ですが、実は、「在宅介護の相談窓口」でもあります。

髙橋）その役割を知らないご家族も多いと思います。

永井）デイサービスには、必ず生活相談員がいて、ご本人やご家族の相談にのったり、ケアマネジャーや他の介護サービスとの情報共有をしながら、よりよい在宅介護に繋がるようサポートしたりする役目があります。

髙橋）それは心強いですね！家族はどのようなことを相談できるのですか？

永井）具体的な例を３つお伝えします。

自宅介護をしている中での心配ごと

永井） １つ目は、「自宅介護をしている中での心配ごと」

例えば、

• 「夜あまり眠れていない」

• 「最近足がむくんでいる」

• 「排便がずっとない」

など、体調や状態で気になることを相談できます。

髙橋）デイサービスで過ごしていない時間のことも相談できるのですね！

永井）日常生活における困りごとや心配なことは何でも相談してください。アドバイスや、専門家につなぐことができます。

認知症介護の悩み

永井） 2つ目は、「認知症介護の悩み」

例えば、

• 「水分取るのを拒否する」

• 「トイレの失敗が多い」

• 「部屋が散らかっている」

など、認知症介護におけるイライラする悩みを相談できます。

髙橋）そういうことって、だれに相談していいのか分からず、家族だけで悩みを抱えてしまいますよね。

永井）そういう時こそ、デイサービスです！

デイサービスは日ごろから長い時間その方を見ている専門家です。認知症介護は、その方に合わせた声かけや、関わり方がポイントになります。ご本人のことをよく知っている私たちを頼り、相談してくれることで、その人に合わせたケアを一緒に考えることができます。

髙橋）認知症をテーマにした回ではいつもお伝えしていますが、「認知症介護」は介護職など専門家の力を借りましょう！

認定調査の相談

永井）3つ目は「認定調査の相談」

例えば、介護認定の更新の際に、

• 何を伝えたらいいのか

• ご家族の希望

を聞きつつ調査員に伝えるポイントをアドバイスします。

髙橋）遠距離介護など離れて暮らしているご家族は、普段の様子が分からないので、デイサービスに相談できるのは助かります。

永井）デイサービスは在宅介護を支える役目があるので、普段からお世話になっているからと引け目を感じず、悩みはどんどん相談してください。

介護職との付き合い方

髙橋）介護職の人に日頃の感謝の気持ちをどう伝えるのがいいですか？

永井）家でも良い影響が出ている、という話が聞けるのは、とても嬉しいです。

「元々内気でなかなか自分のことを話さないお祖母さんが、デイサービスで過ごしたことを嬉しそうに話してくれて、家族のコミュニケーションが増えた」

と言われた時はとても嬉しかったです。何か介護職とのエピソードを聞いた時は、教えていただけるとモチベーションが上がります！

髙橋）お役に立っていることが分かると、やりがいを感じますよね！

ご家族の方は、介護職に日頃の感謝を上手に伝えてください。そして、介護に関する悩みは家族だけで抱え込まず遠慮なく相談しましょう！

～ ゆるっとかいご　説明 ～

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