立地で決めるメリットとは？老人ホーム選びのポイントを紹介！

老人ホームを選ぶ際は、費用やサービス内容だけでなく、立地も重要なポイントとなります。入居する人が安心して、快適に過ごせる立地環境であることはもちろん、家族が面会しやすい立地であることも重要です。また、入居一時金や月額利用料は立地によって変わるため、上手に選べば費用を安く抑えられることもあります。施設の立地は、入居後の生活や費用に大きく関わる重要な要素です。

今回は老人ホームを立地で決めるためのポイントやメリットについて解説します。

老人ホーム選びで立地が重要な理由

老人ホーム選びにおいて施設の立地は重要なポイントです。入居者が安心して過ごせる環境かどうかは立地で決まります。新しい地域より住み慣れた地域の方が暮らしやすく、子どもや親戚の家に近いと安心できます。

高齢になるにつれ、新しい環境に適応することは難しくなります。特に認知症の方は、転居による環境の変化で一時的に興奮状態になったり、その影響で認知能力が低下したりすることで、せん妄などの症状を引き起こすこともあります。入居者本人や家族の負担を増やさないために、できるだけ入居者の心理的ストレスを減らせるような立地の施設を選ぶことが大切です。

また、老人ホームの費用には、施設の立地が影響します。土地の値段や家賃と同様、首都圏と地方では費用に違いがあります。そのため、予算に合った施設を選ぶ際に施設の立地を検討する必要があります。

立地で老人ホームを探す際のポイント

老人ホームを探す際は、まず入居者本人の希望をしっかり確認しましょう。入居者は自宅を離れて新生活を始めるので少なからず不安を感じています。本人の希望に沿った立地の施設を選び、できるだけストレスを軽減することが大切です。また、家族が面会しやすい立地の施設を選びましょう。

ここでは、立地で老人ホームを探す際のポイントについて紹介します。

まずは本人の要望を確認しよう

立地を検討する際は、入居する本人の希望を最初に確認しましょう。

例えば、住み慣れた地域が良い、かかりつけ医を変えたくないといった希望がある場合、それまで住んでいた場所の近くで施設を探すのがおすすめです。友人や知人が近くに住んでいれば、外の社会とのつながりを保つことができます。通院や買い物も土地勘がある住み慣れた場所の方が安心です。

また、入居者に住環境の希望がある場合は、自宅周辺にこだわらず、本人のライフスタイルを尊重した立地の施設を選びましょう。人によっては「緑が豊かな所がいい」海の近くに住んでみたい」という希望を持っています。

まずはこれらの本人の希望を踏まえて、今後の人生を送る場所として相応しい立地の施設を選ぶことが大切です。

家族との距離も大切な要素

老人ホームを探す際は、家族が住む場所と施設の距離も大切なポイントです。子どもや親戚など頼れる人が近くにいる立地の施設なら入居者も安心できます。家族が近くにいると心理的な不安やストレスが軽減され、場合によっては一緒に買い物や外食に出掛けるなど、日常を共有することもできるでしょう。家族との距離が近ければ面会にも行きやすく、緊急時にすぐ駆けつけることもできます。老人ホームを探す際はできるだけ家族と距離が近い施設を探しましょう。

周囲環境は必ずチェック

入居を決める前に、老人ホームの周辺環境を必ずチェックしましょう。サービスや施設環境を気に入って入居したものの、後から問題が生じ生活に支障が出ることがあります。

老人ホームは静かな場所にあることが多いですが、中には商業地域に隣接しており騒音があり見晴らしが悪いというケースがあります。また、自然豊かな環境に位置している施設の場合、公共の交通手段がなく、アクセスが悪いことがあります。高齢者の配偶者は運転ができないことが多いので、徒歩圏内に公共交通機関があるかどうかは確認しておく必要があります。

他にも、見晴らしは良いが坂道ばかりで外出が億劫になってしまうというケースもあります。本人の希望も考慮しつつ、このような周辺環境も確認しましょう。また施設周辺の地域の雰囲気も大切です。どのような世代が住んでいるのか、地域のカラーに馴染めそうかどうか様子を確認しましょう。

このように老人ホームを探す際は、入居者にとって暮らしやすい環境で、生活する上でのトラブルが起きない立地であるかどうかを必ずチェックしましょう。

住み慣れた環境に近いかどうか

高齢者にとって環境の変化は大きなストレスになります。特に認知症を抱える人は、新しい環境や人間関係の構築が苦手で、環境の変化のストレスから認知症の症状が悪化する可能性があります。負担を最小限に抑えるためには、住み慣れた環境に近い立地の施設を選ぶのが理想的です。

自宅の近くに適した施設がない場合はできるだけ今の環境に近い施設が望ましいでしょう。例えば川沿いのお散歩が日課だった人は、近くに川が流れている施設を選ぶのがおすすめです。年間を通しての気候や窓から見える景色、馴染みのあるスーパーやコンビニエンスストアなど、何か今の居住地と似た風景が広がっている立地の施設なら、入居者も安心できるかもしれません。

老人ホームの立地は費用にも影響する

老人ホームにはたくさんの種類があり費用もさまざまです。主にサービス内容によって費用は異なりますが、施設の立地も費用に影響します。土地の価格や賃貸住宅の家賃が、立地によって変わるのと同様に、老人ホームも立地が良いほど入居一時金や月額利用料金が高くなります。

都道府県別の老人ホームの費用の平均値は、東京都が一番高く、地方へ行くほど安くなっていきます。東京都の中でも、都心の一等地と郊外では費用に大きな違いがあり、郊外であっても交通の利便性によって費用に差が出ます。予算によっては希望の立地の施設への入居を辞め、郊外や地方の老人ホームへの入居を検討するという手もあるでしょう。

希望の立地条件に合わせてロイヤル介護で老人ホームを探そう

高齢者がこれから先の人生を送る場所としてふさわしい立地の施設を選びましょう。ロイヤル介護では、お客様一人ひとりの希望の立地条件に合った施設を探すことができます。立地以外のサービスや設備などの条件ごとに施設を探すこともできるので、最適な施設が見つかるでしょう。ロイヤル介護では入居者の希望を尊重し、住環境や費用などあらゆる面から最適な立地にある老人ホームを提案します。

有資格者や施設、在宅の介護職経験者に相談できる

老人ホームを選ぶ際はサービス内容だけでなく、立地や費用などさまざまな条件を考慮しなくてはなりません。多くの施設の中から条件に合う最適な施設を選ぶのは大変です。ロイヤル介護は、プロの視点から施設選びをサポートします。相談員は全員が有資格者や施設の介護職員経験者など、介護の専門家です。豊富な介護経験を持つスタッフが、老人ホーム選びを手厚くサポートしています。

また、入居者の健康状態や性格に合わせ、老人ホーム以外の施設の提案も可能です。

アフターフォローも大切にしているから入居後も安心

老人ホームへ入居した後に、思っていた雰囲気と違ったなどで、生活への不満が芽生えることがあります。

ロイヤル介護では施設選びだけでなく、施設入居後のアフターフォローも行っています。入居後に何か気になることや不安なことがあれば、いつでも「ロイヤル介護入居相談室」にお問い合わせください。どんな些細なことでもお伺いし、お客様が満足な生活を送ることができるようになるまでサポートします。